ぶどうの会
2021.7.16
昨日は今年度初めてぶどうの会ができました。私も入れて4名で行いました。最初に今月の暗唱聖句。「おそれるな。わたしがあなたとともにいる」
私たちはいつも何を恐れているでしょう?病や事故。人間関係のトラブル。将来の事。災害。そして今はコロナ感染に関する様々な事。恐れは探していけば大きなことから小さなことまで限りなくあります。でも、聖書の神様は小さなことから大きな思い煩いまで、すべて神様にゆだねなさい。「わたしがともにいる」とおっしゃってくださいます。そこに100%ゆだねきることは難しいかもしれませんが、神様が必ず守ってくれるというお約束があることを心の片隅にでも置いて生活することは心の平和に繋がると思います。
お子さんたちの事においては3歳児の思いっきりの反抗期だった昨年と比べて。今とても成長し、落ち着いてきていること。こだわりが強く同じTシャツしか着なかった子が少しづついろいろな服を着られるようになり、ここにも成長が見えていること。
そして大好きなお友達への思いを「拍手をしてあげたい」と表現していることを聞きすごいなあと思いました。拍手は相手を賞賛したり、ほめたたえたりと日常ではあまり出てこない思いと動作ですが、大好きな子を心から賞賛して、生まれてきてそこに存在してくれていることに感謝し拍手したいと思えること。幼子にあっても様々な、そして豊かな感情表現ができていることにその成長を感じました。
ぶどうの会への多くのお母さま方の参加をお待ちしています。気軽にご参加してください。
劇団風の子さん
2021.7.7
今日は”劇団風の子さん”が来てくださり、観劇会でした。劇と言っても園児たちが遊びに取り入れることができるような単純な材料を使った遊びを中心とした演目もありました。木製の大きめの積み木?をいくつも使ってキリンや猫を作ったり、ドミノ倒しをしたり。新聞紙をそのままとばしたらどうなるか?丸めて飛ばしたらどこまで飛ぶか?子どもたち自身が自分で考え、空想を膨らませられる遊びでした。
今は出来合いのものが安く手に入り、空想しなくても映像と音があふれています。遊びも電子的なゲームが主流となり、学校の勉強も1人に一台タブレットが当たるようになり、自分で考え、調べるよりも先に答えが出てきます。そんな中、もともともっている子ども自身の発想や空想できる力を絶やすことなく育て続けていくのは大人の役割です。人として成長するための大切なものを見極めつつ、保育していきたいと考えて慰安す。
手間と時間
2021.7.2
もも組さんがシートをひいてお昼ご飯を食べる準備をしています。テーブルの上に準備して食べるお弁当や給食とは違い、シートに座った自分の前に置いたものを食べるのは子どもたちにとってとても大変な事。外でピクニックをする前に、何度かお部屋で経験をしてみます。こんな日常の当たり前のことも、つひとひとつ時間をかけながら、一人ひとりが理解できるように、準備していきます。早くお外で楽しいピクニックしたいですね。
ひよこ組さんはテーブルごとベランダに出して外でランチ。暑すぎず、ちょうど良い気温の中、とても楽しい時間を過ごしていました。満面の笑顔でそのおいしさが伝わってきます。
料理も掃除も洗濯もレンジや掃除機、全自動洗濯機と手間が少なくなり、時短で家事を済ませる事、仕事が能率よくできることが良いことだという考えが主流になってきています。保育や教育の中にもその流れは見られます。でも、昔ながらの手作りの物。あやとりやお手玉。折り紙等の良さは数値で評価できません。今、当園では子どもたちのために手作りで時間と手間をかけながら、子どもたちの喜ぶ顔を想像しながら準備しています。既成のものの方が安く、見栄えの良いものがあり、早く済みます。でも、子どもたちはちゃんとわかります。自分たちのために時間と手間をかけたものへの喜びや感謝の思い。かけた時間に対してトビッキリの笑顔で答えてくれます。私たちもそれを励みに更に頑張れます。人と人との関りを大切にしていきたいですね。
好きな絵本
2021.6.15
もも組さんが傘を作り、ごちそうを作って絵本の世界を楽しんでいます。今月の月刊誌「うさぎさんのたんじょうび」です。どこがそんなにたのしいのかな?と絵本を手にとってみました。うさぎさんのお誕生日にいろいろな動物がお祝いに駆けつけてくれるお話し。子どもたちは自分の誕生日に重ね合わせ、自分のことのように喜んでいるんだと感じました。子どもたち自身が自分の誕生日を喜んで迎えられる事。周りの方々に祝われる中に過ごしていることに感謝と嬉しさがあふれました。1冊の絵本の感じ方やとらえ方は色々様々です。それでよいと思います。この本の中に自分の誕生日を喜びとし、友達の誕生日を祝うことを嬉しく思える幼児期を過ごしている子どもたち。1冊の絵本の中に様々な感情の動きを共感したり、初めて発見したり。
この年になりまた更に絵本が好きになりました。
だるまさんがころんだ
2021.6.11
「だるまさんがころんだ!しよう!」
と誘われて始めましたが、みんなほとんどルールを知りません。それでは、と一つひとつルールを教えながら、何度か繰り返すうちにみんなが理解し、できるようになりました。一つの遊びを理解し、ルールも把握して遊びこみ、楽しむまでには時間がかかります。昔はこのような集団遊びは近所のお兄さんお姉さんから下の子までみんなで遊びながら覚えていきました。園で一番大きいのは6歳になる年長組さん。3歳から大きい子たちの遊びを見ながら遊び方から、遊びの面白さまで身に付けて行きます。
”だるまさんがころんだ”を一つとっても様々な遊びの楽しみ方があります。絶対に動かないで最後につないだ手を切りたい子。どうしても鬼のところまで早く行きたくて無理をしては最初につかまる子。大股5歩。小股10歩と言われてもその歩幅の匙加減はまじめな子や容量の良い子で違います。それぞれの性格や環境によっても違います。それぞれの個性を見ながら、更にそれぞれを知ることができて私もとても楽しみました。
「あーーー!たのしかった!」いう子どもたちの声も聴けて感謝!
お花のジュース
2021.6.8
満3歳児がジュースを作っています。保育者からの助言や支えの中で、きれいなお花や葉っぱを入れたおしゃれなジュースが出来上がりました。幼い頃に様々な経験をしながら、遊びを通していろいろな感情や情緒が成長します。その時にそばにいてくれる保護者や保育者の存在が子どもたちの人間関係の土台にとても大切です。
その経験を通して5歳児は自分たちで遊びを展開していきます。最初は保育者に基本を教えてもらったり自分たちで説明書や図鑑を調べたり。細かいブロックで考えながら、工夫をして新しいものをつくりだしていきます。
そして友達との関りを通して、共感しながら自分たちの世界を広げていきます。悔しい思いや、やり直しを経験したり、できない思いを体験したり。やり遂げた時の成功感。友達に応援したり、助けてもらったり。感情、情緒が豊かに成長する時。目に見えない心の中の動きにも配慮しつつ、この時期の子どもたちの活動を見守っていきたいと思います。
めがねやさん
2021.6.4
ゆり組さんがラキューで眼鏡をたくさん作り、めがねやさんを開きました。さくら組さんがお金を持ってみんな買いに行きました。素敵な眼鏡にさくら組さんは大喜び。ゆりさんがいろいろなラキューを駆使して様々なものをつくっています。どんどん腕をあげてますよ。
さくら組さんはお部屋でカプラのドミノを作っています。みんなで倒さないように、細心の注意を払っていました。一人では時間がかかって完成までに気持ちが続かないものもお友達と作ると、その時の様々な思いを共感
できて楽しさは更に広がります。子どもたちの世界は今日も発見がいっぱいです。
今日という日
2021.6.3
今日もお天気が良く、子どもたちは近くの公園や園庭に遊びに行きました。私も公園に行き、写真を撮ってきました。それぞれのそれぞれの遊び。
ひよこさんは自分たちが植えたお花に水をやったり砂場で砂遊び。もも組さんは竹葉公園のグランドで、焼き肉パーティーや木の穴を探索。自然は子どもたちにとって宝箱。ダンゴムシや松ぼっくりがどんどん遊びを展開させてくれます。さくら組は竹葉公園の林の中まで探検。木に上ったり、落ちている大きな枝に飾り付けたり。遠くの公園まで行ってきたゆり組さん。暑くてちょっと疲れたけれど、みんな満面の笑みで満足そうに帰って来ました。
今日も1日を平和に守られたことを心から感謝します。
5月のお誕生会
2021.5.26
今日は5月のお誕生会でした。毎月、毎年無事に誕生日を迎えられることが当たり前ではなく、とても感謝なことです。保育者になりたての頃、ある研修会で
「目の前にいる幼子がみんな必ず大人になるとは限らないということを覚えて毎日保育に立ちなさい」
と学ばされたことがありました。確かに、交通事故で尊い命を失った経験をしました。今、目の前にいる子どもたちと今日でなければできない事、感じる事ができない事を精いっぱい互いに感じ取って過ごしたいと思います。
誕生会で”大きなかぶ”のスライドを観ました。今は映像も音も自由に豊富にみることができる時代です。でも、当園は絵本やスライド等、動かない絵、素話の物語を幼い時に経験することを大切にしています。動かない絵はそれぞれの心の中でそれぞれの動き方をします。大きなかぶはそれぞれの想像の中で、サラダやシチュー、漬物と何にでもなり、お話は膨らんでいきます。
「まだ見たい!」と動かないスライドを見た子たちは口々に言いだしました。すべての映像と音を与えられるより、自分たちの想像を造り出せる環境の設定が教育にはとても大切だと信じています。
公園にて
2021.5.25
「ただいまあー‼‼‼‼」「ただいまあ!」「ただいま!」とさくら組全員のただいまの声。玄関に行ってみると
「あのね、ダンゴムシがいっぱいいたんだよ!」
「たんぽぽ咲いてたよ!」
「鬼ごっこしたよ!」等々
聖徳太子にならなければ全部を聞いて理解できないほどの勢いで公園で遊んできたことを話してくれました。あとから、公園に行った保育者に聞くと、
・A君は草刈りをしているおじさんたちをじいっと見てい
て、見て!見て!と自分の手を思いっきり動かして草刈り機になっていたこと。
・大きな枝を公園の端から端まで運んで、たんぽぽで飾 り付けをしたこと。
・てのひらいっぱいにダンゴムシを拾ったこと。
青空の下、自然と100%仲良く遊んでいる子どもたち。目の前にある自然の中でただただ遊びこむこと。うらやましく思いました。コロナ禍にあって私たち大人にも大切な、必要なことではないかと思わせられました。