非認知能力
11月11日の“みんなだいすき会”には保護者の皆様がご観覧でき、感謝でした。ご家族を前にして、緊張して固まってしまう子。張り切って頑張れた子。いつも通りにできた子。など様々な表情を見せてくれました。どのクラスも日常の保育の展開から無理のない準備の中で、皆様に見ていただけたと思います。いま、報道でもされているように、非認知能力と認知能力について検討されています。発表会を例にとりますと、お遊戯やオペレッタ、言語劇などあらかじめ規制のものがあり、振り付けやセリフを教えられ、毎日練習をしてとても上手になったものを見せるのが認知能力です。誰が見ても、どこにいてもマニュアルややり方がわかればできる事です。
当園が目指しているのは子どもたち自身の考えやアイデア、想像力を出してみんなで話し合い、困ったことを解決するために何をどうするか?やりたいけれども様々な事情でできない時にそれを我慢すること。そして違う方法でできないか考える事。自分の思い通りにならない時もありますが、友達と意見を出し合い、話し合いながら目標を達成していくために努力すること。等、形には、見えないけれど確実に子どもたちの中に育ちがあり、力になっているものです。これこそが人として生きていく時の力になっていきます。今回の“みんなだいすき会”で1人ひとりの子どもたちが自由に自分を表現できている姿を見せることができ、感謝です。見た目の派手さやうまさではなく、目に見えない所の育ちにこそ、目を向け大事にしていきたいと願っています。