学校法人恵愛学園 認定こども園 北広島かおり幼稚園

Diary

園長ブログ

12月のお誕生会

2021.12.15

今日は12月生まれのお友達のお誕生会でした。お祝いした後にみんなで”こびとのくつや”のスライドを観ました。
 園児たちが口ずさむ、アニメソングや今はやっている歌をどこで覚えたか聞くと、thikkutokkuやYouTubeと普通に答えてくれます。社会の変化についていけていない私は驚いてしまいます。音と動く映像があれば子供たちの興味も好奇心も退屈な時間もすべて解決します。何かを調べるにも、インターネットを開けばほとんどのことが瞬時にわかります。
 私の小学校の先生が「本を読むということは文字から様々なことを想像し、空想し、自分で調べたり、研究しようとする考える力が養われる。だから本をたくさん読みなさい」とおっしゃっていたことを思い出します。便利になり、時間の短縮になり、更に多くの知識を得ることはできます。でも、自分で考えることが不足していると、いつもと違うことが起こった時、自分の力や知恵で何とかしなければならない時、立ち往生してしまいます。幼児期も小学生も中学生もまず自分の力で考え、やってみて失敗し、悔しさや次への意欲や落胆、自分なりの答えや発見を見出す喜びなどを通して成長してほしいと切に思います。
 スライドや紙芝居、絵本など動かない場面から、それぞれが想像する次の場面。豊かな未来を想像できる心を育てていきたいと考えています。

待降節

2021.12.6

12月に入り、クリスマスが近づいてきました。12月25日前の4回の日曜日を待降節と言います。イスラエルの民が予言された救い主の誕生をなん百年も待ち続けたことを忘れず。そして救い主であるイエス様がお生まれになったことを感謝するために。
 幼稚園でもクリスマス会のためにペイジェント(聖誕劇)の準備が始まっています。開園以来、聖書に記載されている事実に基づいてできるだけわかりやすく、台本を作り、子どもたちとイエス様の誕生を祝ってきました。歴史的な事実は変わらず、そこにあります。幼い子どもたちが「今日ダビデの町であなた方のために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」と語ります。
 昨年同様、コロナ禍のクリスマス。不自由さや制限の多くある中で、喜びのクリスマス。嬉しいクリスマス。平和なクリスマスを迎えるためには、誰かに不満をぶつけ、こんなはずじゃなかったと愚痴るのではなく、今ある状況で精いっぱい、自分も周りも喜べることを考え、工夫していくことが今、求められているのではないでしょうか?子どもたちの聖誕劇はこれまで通り、とても厳かで、平和なクリスマスを迎えようとしています。いつも忙しさに追われながらの時期ですが、だからこそ、喜びのあたたかなクリスマスを迎える準備と余裕をもっていきたいですね。

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