12月のお誕生会
今日は12月生まれのお友達のお誕生会でした。お祝いした後にみんなで”こびとのくつや”のスライドを観ました。
園児たちが口ずさむ、アニメソングや今はやっている歌をどこで覚えたか聞くと、thikkutokkuやYouTubeと普通に答えてくれます。社会の変化についていけていない私は驚いてしまいます。音と動く映像があれば子供たちの興味も好奇心も退屈な時間もすべて解決します。何かを調べるにも、インターネットを開けばほとんどのことが瞬時にわかります。
私の小学校の先生が「本を読むということは文字から様々なことを想像し、空想し、自分で調べたり、研究しようとする考える力が養われる。だから本をたくさん読みなさい」とおっしゃっていたことを思い出します。便利になり、時間の短縮になり、更に多くの知識を得ることはできます。でも、自分で考えることが不足していると、いつもと違うことが起こった時、自分の力や知恵で何とかしなければならない時、立ち往生してしまいます。幼児期も小学生も中学生もまず自分の力で考え、やってみて失敗し、悔しさや次への意欲や落胆、自分なりの答えや発見を見出す喜びなどを通して成長してほしいと切に思います。
スライドや紙芝居、絵本など動かない場面から、それぞれが想像する次の場面。豊かな未来を想像できる心を育てていきたいと考えています。