クリスマス会
2022.12.22
当園のクリスマス会のペイジェントは聖書に書かれている事実を劇にしていますから、ほとんど毎年同じ場面とセリフです。言葉使いがだいぶわかりやすくなったり、讃美歌が変わったり。ソロパートや少人数での歌の場面が増えたりと変化はありますが、内容は変わりません。今はどんどん新しく変わらなければならないことを求められる、何か変化していかなければ、選ばれない時代です。準備をしていて、本当に心から楽しんで喜んで賛美しているSちゃんが本当にほほえましく見えていました。でも、“きよしこの夜”を歌う時には少し厳かに歌うように言ってみる?と話していましたが、そのまま総練習をしたところ、“きよしこの夜”の時にはキャンドルサーヴィスですべてを暗くし、園児のそれぞれのペンライトのみの明かりだけのため、顔の表情はあまり見えないことに気づき、そのままとても喜んで賛美ができました。
ある保護者(当園の卒園生)さんとの会話です。家でクリスマス会の話になり、Sちゃんは「来年、マリアになりたい!お母さんは何をしたの?」「お母さんは天使だよ」「どのせりふ?」と聞かれ、お母さんの時のビデオも見直した。というお話を聞きました。変わらずに受け継がれていくものの大切さを感じさせられました。変わらなければついていけない!新しいものが求められることが多い今の社会ですが、人間の本質が変わったわけではありません。子育ては、昔ながらの育て方で良いし、親や祖父母から伝えられたことを伝えていくことが本当に大切です。早期教育と言って新しいものを取り入れる必要も何かが足りないと焦る必要もありません。保護者の膝もとでゆっくり育っていくのがこの幼児期です。