卒園式
2022.3.23
先週、無事に終業式、卒園式を終えられました。まん延防止重点措置の中、いつ、陽性者が出るかとハラハラしながら、それでも出た時には延期を覚悟しつつ。誰がかかってもおかしくない状況の中で、覚悟や、様々な工夫、知恵を使うことが当たり前になってきていますね。
その中で、改めて各ご家庭から保護者の方々2名にご臨席賜り、卒園式ができたことは当たり前ではないのだと、感じました。コロナ前は行事にご家族の方々が見えられるのは当たり前でした。それが今の状況になり、参観日や懇談会もままならず、3学期はとにかく卒園式に保護者のかたがたにご参加いただくことを目標に日々、感染防止に努め、保育を行ってきました。ご家族の皆様とともに子どもたちの成長を喜び、共感しながら送り出せることがこんなにうれしく喜ばしいことかということをしみじみと感じました。今までの日常がすべて当たり前ではなく、感謝なことの積み重ねであることに気づかされました。自然災害の時にも思わせられたことでした。
日々、もっともっと感謝の思いを抱きつつ生活する必要があると思わせられています。当たり前のことや小さな出来事にもありがとうはあふれていますね。1日も早いコロナの収束とウクライナの方々の安心した生活が取り戻せるよう、祈っています。
園児お別れ会
2022.3.10
今日は園児お別れ会でした。当園はクラスは分かれてはいますが、ホールや園庭での遊びでは各クラス全員であそびますので、クラスの枠があっても、「とても仲の良い園ですね」と外部から来た方によく言われます。が、今回のコロナ感染予防対策のために、同じ空間で一緒に遊ぶことがとても少なくなっていました。そうなると顕著に表れるのが、全クラスで動くときです。みんなでゲームやフォークダンスをする時に、基本的に仲良くなっている時の動き、また、大勢で何かに取り組んでいる時の経験が少ないと、先生たちの言葉にうまくついていけないことがあります。
でも、今日のお別れ会を見て、とても安心しました。単純なゲーム「じゃんけん汽車ポッポ」をしましたが、大きい組が小さい組を考えての動きや、多くの子たちで動く時の動き方を子どもたちはちゃんと心得ていました。その姿にとても感動しました。小さい子たちが転んだりぶつかったりしないように配慮する大きい組の子。そしてその言葉にちゃんと沿って動こうとする小さい組の子。その姿に、この1年がコロナにすべて制限されてなどいなかったことに気づかされました。
また、学生時代に先生に言われたことですが「子どもたちにいくら仲良くしなさいと言っても、保育者間の仲の悪い園は子どもたちも仲が良くなりません。」もう40年も前に言われたことですが大切な言葉として残っています。まず、保育者間が信頼関係を持って子どもたち、保護者の方々を受け止めることを大切で、環境づくりの第一だと思っています。
今だからなおさら、世界平和のために今育ちゆく子たちが平和を作り上げていくために大切なことを見失わないようにしたいと切に思わせられています。