秋の気配
2016.10.18
北広島市は今紅葉の真っ盛り。車の運転をしていて、うっかりわき見をしてしまいそうなくらい。でも、秋の深まりと同時進行で冬へも確実に近づいています。どんどん過ぎて行く日々に焦りを感じてしまいます。何の焦りなんでしょう? 今日、4才の男の子が「園長先生、○君がお弁当食べないで、遊んでいたから、先生に怒られてる」と言いに来ました。「先生は何をしたらいい?」と聞くと「ここで聞いていて。また見てくる」 自分が何かしてあげたい。でも、どうしていいかわからない。園長ならなんとかしてくれるかもと来たのかも知れません。3才で入ったころはコミュニケーションをとるのが苦手な子でした。其が友達と先生のために何かしなきゃと行動を起こして来ました。その成長をとてもとてもほほえましく嬉しく思った出来事でした。
出会い
2016.10.14
A君「早くB君こないかなあ。」
私 「A君はB君と仲がいいよね。」
A君「うん」
私 「B君もA君の事好きだよね」
A君「僕ね、C君もD君も好きだよ!」
私 「幼稚園の時に大好きなお友達と出会えるのはとーっても幸せだよね」
幼稚園の先生、小学校の先生、友達と様々な方々と出会っていきます。その中で「この先生と出会えて良かった!」「この友達と出会えて良かった!」と思える方々が居ます。私は小さい頃から友達にも恩師にも恵まれてきました。当園に来る子たちにも「良い先生に出会えた」と思ってもらえると嬉しいです。出会えた友達への感謝とともに、自分がその友達にとって、園児たち
にとって良き友でありたいと思わされます。
「自分にしてもらいたいと望む通り、人にもそのようにしなさい。」と聖書にあります。実行は難しいですが、少しでもこの御言葉に近づけられたいと願っています。
いもの塩煮
2016.9.28
先日収穫したジャガイモをお誕生会に塩煮にしました。大人であれば塩からをのせて食べると最高ですが・・・バターやマヨネーズを用意しようと考えましたが、ジャガイモ本来の味を知ってほしいと思い、あえて塩だけで食べました。ちょっと多くゆですぎたと思ったお芋を子どもたちはあっという間に平らげてしまいました。よほどおいしかったのでしょう。
素材だけで味を楽しめるのは、とても贅沢なことではないでしょうか?様々な調味料でしっかりと調理しなければおいしく食べられないものではなく、ゆでたまま、塩だけで食べられること。ジャガイモに限らず、北海道はおいしいものがたくさんあります。
素材の味を知ることも食育であり、五感の刺激になります。ファストフードやスナック菓子の味で育ってしまいがちな今の子どもたちに、旬の本物の味を知ってもらいたいと切に思います。そのものの味を知ることは、鮮度や傷みなどにも気づけます。身を守ることに通じます。自然のものを食する事の貴重さを改めて考えさせられました。
僕、読めるよ!
2016.7.12
「僕この絵本読めるよ!」と4歳のA君が得意そうに”かにむかし”の絵本を嬉しそうに持ってきました。毎日A君には朝の早い時間に何冊も絵本を読んでいたので、え?読めるようになったの?と驚いていると「字は読めないよ」と言って絵本の絵を丁寧に読み進めてました。
絵本は字を読めるようになるためのものでも、上手に読めるようになるためのものでもなく、子どもがその絵が物語っているものを目と心と体で読み取っていくもので。字を読みながら見ていくも良し。絵だけで読み取っていくのも良し。そして誰かに読んでもらえれば更に良し!
子どもは誰かに読んでもらった絵本の世界を今度は自分なりに展開していきます。読んでもらったお話しを頭の中で考えながら、想像を広げて行きます。その想像や広がりは無限です。じっくりと絵本を見入っている横でその楽しそうな、思いに共感できればと思い寄り添って見たりして・・・
リレー
2016.6.28
昨日、今日と久々にお天気が続きました。年長、年中は栗沢の冒険ランドへ、小さい組さんプールを楽しみました。
年中組の4人がリレーを始めました。リーダー性のあるA君、2番手のB君、とにかく一緒に遊びたいC君、今年入ったばかりのD君。の4人です。A君がリレーの説明をして、ゲームが始まりました。でも、予想通り、A君は自分のチームが勝つようにゲームを運んでいきます。そのうち、ルールが分からなくなり、バラバラになってきたところで、また、A君が変わったルールを説明して走り出しました。でも、よくわからないルールにC君が「ルールがわからない・・・」と言い出しましたが、声が小さく聞こえていません。もう保育者が出て行ってもいいかなあと思いつつ、「もっと大きい声で言ってごらん」と助言しました。
遊びの中で多くの事を学んでいく子どもたち。まだまだ、社会性もリーダー性も協調性もおぼつかな中で、試行錯誤しながら、やり直しをしながら、遊んでいく子どもたち。保育者が入って仕切ればすぐにゲームは正しいルールの中で楽しく展開していきます。でも、今日の4人は楽しさは今一歩だったと思いますが、リーダーの役割やルールの大切さ。自分の立ち位置など多くの事に触れたと思います。その積み重ねで心も体も大きくなっていってほしいですね。
6月のお誕生会
2016.6.22
”♬ 6月生まれさん おめでとう おめでとう🎶
🎶生まれてきてくれて 本当にありがとう♪”
毎月のお誕生会に歌っている歌です。歌われる方も歌う方もとても嬉しくなります。
その子、その人が何が出来てもできなくても存在する事を認めてもらえていること。誰かに否定されても、励まして守ってくれる誰かが居てくれる。
命が与えられ、今存在している事は必ず目的、計画があります。それは平和のための祝福の計画です。相手を認め、支え、許しあい、その存在に感謝しあえるお互いでありたいですね。
今日も雨?
2016.6.21
今日の保育の予定ははだし遊び。でも今日も午前中は雨・・・
短い北海道の夏を楽しむためにはお天気の日にはすぐに水遊びやどろんこ遊びができるように準備していますが、今年の6月はほとんど雨でした。その度に順延になったりで、その日はあきらめなければならず、お天気との関係は子どもたちにとって我慢の6月でした。
期待していたことが、雨や病気でできなくなって悔しい思いをしたり、思い通りにならない事がたくさんあります。でも、この一連の流れの中で子どもたちは大切な事を学び、身に着けています。
自分の思い通りにならない時に我慢するのか?違う方法を考えるのか?この幼児期にたくさんの色々な経験の中で目には見えませんが心の土台となる、人への信頼、自分の存在価値、忍耐等築いていってほしいと思います。
エネルギー
2016.6.14
今日はファーム花茶へ草ぬきに行く日でしたが、あいにくの雨で行けませんでした。
「おはようございます!」「おっはよー!」とバスから降りてくる子たちの元気な声。雨模様で少し落ち気味のテンションが跳ね上がります。子どもの元気な声はただ耳から入ってくるだけではなく、その笑顔や体の動きから、こちらにもあふれるエネルギーが伝わります。子どもたちから今日もたくさんエネルギーをいただきました。
挨拶は言葉だけのやり取りではなく、人と人の信頼関係を積み
重ねる上でとても大切なものですね。その日、その日の感情や心の動きが伝わります。相手から元気やエネルギーをもらうととても嬉しくて元気が出ます。でもマイナスの思いをもらう時もあります。自分が相手にマイナスの空気を送ることには気をつけたいと思います。
でも、できないこともあります。そんな無理をしないで小さな声でも大丈夫。ずっと良い感情でばかりはいられません。そんな
時には自分が元気の出ることをなんでも良いのでやってみましょう!それでも元気が出ない時はあきらめて休みましょう。
この休み方はまたの機会にお話しします。
今日は金曜日
2016.6.10
お弁当が終わって、いっぱい遊んで、お帰りの支度をして。
「ひよこさーん!頑張って!」とホールに響く声。満3歳児クラスの子たちがお昼寝の布団をみんなで玄関まで運んでいます。月曜からお昼寝で使った布団をお洗濯してもらうために、持ち帰ります。4月にはまだまだ何もできず、自分の鞄も持ってもらっていた子たちが大きな布団の袋を持って(引きずって?)、ホールを横断しています。
この2カ月でとっても大きくなりました。幼稚園がお家の次に安定した安心できる場所になっていることが伝わってきます。幼児期に安定した情緒で過ごすことは人間形成にとってとても大切
です。明日明後日のお休み、どこかへ出かけかくても、家族で過ごす平和な時間は何にも代えがたいものです。家族で過ごす時間を大切にしてください。
公園巡り
2016.5.23
今日はお天気になり、それぞれのクラスは公園へ行きました。
ここは団地内に計画的に公園が配置されており、当園から徒歩
で10分から20分くらいの間に5か所~6か所くらいの公園があり
ます。いつでも公園に行けるように水筒と敷物を置いています。
今は様々な花が咲き、色々な虫たちが出てきます。触って、見
て、聞いて、においをかいで、子どもたちは全ての感覚を十分に
使って春を楽しんでいます。春を探検し、感じ取っていく時、誰がこの自然を造られたのか?色とりどりの花は私たちがつくることが出来ない色があり、個性豊かな虫はそれぞれに役割も形も習
性も独特です。自然の中での多くの発見が子どもたちの感性を豊かにし、想像力を育てます。四季の移り変わりがはっきりとしている北海道で育つ恵みに感謝!