学校法人恵愛学園 認定こども園 北広島かおり幼稚園

Diary

園長ブログ

朝のかおり

2017.11.16

Aちゃん「おはよう!今日も宇宙に行こう」
Bちゃん「うん!行く!行く!」
 宇宙に行く遊びって何をするのか聞いてみると「鉄棒で逆さまになるやつ!
 全部さかさまに見えて面白いよ!」

 Cちゃん「今日、パン食べて来たんだよ」「おいしかった?」「うん!あ?サンドイッチもパンだよね?」「そうだよ」
 お母さんの作ってくれたサンドイッチがおいしかったこと、ちゃんとお母さんが朝ごはんを用意してくれることの幸せを感じました。

 D君「今日ね、帰ったら新しいリュック買ってもらうの!」とっても嬉しい報告

 E君「縄跳び壊れちゃった」「大丈夫。直しておくね」とボンドを取りに教材室へ。
 
 こうしていつもの朝が始まっていきます。それぞれの子どもたちとの様々な会話。
 その一人ひとりの成長や今日の健康状態。情緒を感じとりながら・・・
 今日も一日平和に守られますようにと祈らずにはいられません。幼子たちの世界が日々守られていることに心から感謝します。

新体操部?

2017.11.2

 朝の登園時、おうちで作ってきた新体操の競技用のリボン、トイレットペーパーの芯にスズランテープをつけて楽しそうに踊っていました。私も!作る!とちらしを細くくるくる巻いてスティックを作りその先にリボンをつけて出来上がり。子ども達のところにもっていくと、次から次と注文が来て。「作ってみよう」と子どもたちの中へ渡しました。そのあと、もも組さんのお友達が新体操で盛り上がり、元気にステージで発表?していました。子供のかわいさ、元気さ、行動力をさらに豊かに育てていきたいと思います。

収穫感謝会

2017.10.27

 今日は収穫感謝の会がありました。日ごろから様々なものが豊かに与えられていることに感謝しました。
 ご家庭からジャガイモ、人参、玉ねぎなどカレーの材料と果物のご協力をいただきました。とてもたくさんの野菜も果物も集まり本当に感謝な時でした。また、ユニセフの方々にも来ていただき、世界の中では5秒に一人の幼い子が飢餓でなくなってい
ることや衛生状態が悪く、病になる子。そして日本の一週間分の食事と飢餓で苦しんでいる国の食料の差を見せていただき、日本の私たちはなんと豊かの中にいるのかと、思わされました。パワーポイントを見たあと、親子で感想を話し合いました。
「かわいそうだと思った」など、子どもたちも小さな心で感じたことを表現していました。
そして今ここにいる園児たちの中からこのような問題に取り組む子たちが起こされるようにと願います。私たちにもできることはまだまだあるはずです。もっともっと考え、具体化できることを実行していきたいと思います。

中学生との交流

2017.10.25

 23日に緑陽中学の3年生47名が訪問してくれて、子どもたちと遊んでくれました。中学校の家庭科の授業ですが、中学生、園児双方がとてもとても楽しんでいました。
昔は近所の地域で十分に縦のつながりを経験できましたが、今は様々な機関や組織で計画しなければできなくなってきているのはさびしい限りです。また、園児にとっても、中学生にとっても貴重な成長の機会です。
 園児は大きいお兄さんお姉さんたちに甘えながらもその遊びのリードについていき、中学生は幼い子たちとのかかわりにはじめは戸惑いながらも、徐々に慣れていき、どんどん遊びこんでいきました。お互いにとても良い経験になったと思います。
緑陽中学の皆さん、教諭の方々、ありがとうございました。

ごっこ遊びから

2017.10.13

 FBにもあげました。日々の保育の中でそれぞれのクラスが取り組んでいる遊び。年少組はキャンプごっこ。年中組は1学期から続いている”カラスのパン屋さん”から森づくりに取り組んでいました。それが今朝、森でキャンプすることになりました。そこから出てくる子どもたちの発想。「川があるといいね」
「魚釣りがしたい」「橋を作ろう!」「釣竿作ろう!」と子どもたちのイメージはどんどん膨らんでいきました。保育者はその思いをできるだけ実現できるように釣竿や魚の材料となるような素材を用意して考え、作り、遊びこむ。見ているこちらもわくわくするような遊びの展開となっていました。もちろん要所要所でリードしてくれたのは年長組。さすがに一歩先を心得ていました。
年少、年中、年長が自然に意見を出し合い、助け合い遊びを展開しています。子ども自身が自分で考えイメージしたものを実現していくこと。それはどんなに多くの知識を詰め込むよりも、成長していく段階でその子自身の力となり、勇気となり、自信につながります。これが自己肯定感を育んでいきます。

できるかな?

2017.9.22

 朝年少のmちゃんが登り棒を登り始めました。年長のお兄さんたちと同じことがしたくて。でも、筋力や体力からみてmちゃんが上まで登るのは無理かなあ?とみていました。
 園では自力で登れるところまで登って自力で降りてくるようにしています。手を貸してあげればどこまででも登れます。でも、自分の力量をよく理解してけがや事故から自分を守るために幼いころから学んでほしいと思います。
 mちゃんもどうするかな?とみていると、ちゃんと自分が登れるところまで行って、自力で降りてきました。小さいころからの教えはちゃんと見につくものだと感心しました。自分を守ることは周りをも守れることになります。お互いの大切さを覚えながら成長してほしいと願っています。

行きて帰りし物語Vol.Vol.2

2017.4.18

  新学期が始まりました。入園して来たお友達も少しずつ慣れて落ち着いて来ました。進級した子たちもお部屋が変わり、担任が変わり、新しいお友達も加わり新しい環境になじんできました。年少児、年中児が一つ上のクラスになることは本人たちにとっては大人が考えているよりもプレッシャーのようです。大きな期待と嬉しさの反面、今までの年長組さんへの憧れがあればあるほど、そうなりたいという思いから、緊張した様子で登園してきます。
 そんな緊張がほどけてくると、ふっと元のお部屋に間違って行ってしまう子が少なくないです。気が付いて慌てて新しいお部屋へと恥ずかしそうに走っていきます。その中で、意識的に?無意識に?元のお部屋へふらっと行く子がいます。嬉しい事もあり、誇らしげに一生懸命進級したクラスで頑張っていますが、ふっと一息つきたいときがあるようです。
 前回”行きし帰りし物語”でもかきましたが、実際の生活の中で元の場所へ戻ってみる。お母さんに甘えるだけではなく、元の自分を確かめてそして一歩また踏み出して行く。日常の当たり前の流れの中でも子どもたちは大きな冒険を経験しながら一日を過ごしています。そしてそれは私たち大人にも言える事ではないでしょうか?

どうしたの?

2017.2.3

 朝のホールでAちゃんが泣いていました。聞いてみるとBちゃんに意地悪なことを言われたらしく、そのBちゃんもそばに居ます。「意地悪なことを言ったの?」と聞くと「うん。でもごめんねしたよ。」「許してあげられる?」「うん」と言ってまた仲良く遊びだしました。お友達を泣かせてしまった時に、すぐに謝る事、子どもにとっては難しい事であり、許すことも難しいと思います。感情が伴わないとすぐに、許すことはで来ません。相手に泣かれた時も、自分の悪かったところを理解するためには時間
がかかります。幼い今、様々な感情、葛藤、理不尽さに出会いながら、心の中にしっかりと土台を築いてほしいと思います。でも、謝罪、自分の非を認める事、相手を赦すことは大人の方が難しいかもしれませんね。

 そして次は壁に顔を伏せているC君。「どうしたの?」と心配して声をかけると、迷惑そうに、「かくれんぼの鬼しているの‼」すみません。余計な声かけでした。確かに、泣いているように見えましたが、かくれんぼの鬼でした。すみません。

3学期始まりました

2017.1.30

 昨日から3学期が始まりました。今日も全員出席で元気いっぱいの子どもたち!早速今朝は隣のすずらん公園で雪遊びを楽しみました。ウェアーの着脱、靴に雪が入らないようにつけるカバー等、園の集団生活の中では出来るところまでは自分で頑張ってもらいます。最初にしっかり伝える事で何度か助けるだけでちゃんとできルようになります。
 今日3学期初めての外遊びでしたが、とてもスムーズに自分たちの支度が出来ていました。ご家庭でも頑張っていることがうかがえました。ありがとうございました。

 靴カバーを外して、脱いで、ついてる雪を落として、乾かすためにホールまで持って行くという一連の動作は大人には聞いてすぐに行動に移せても、いつもと違う動きであり、体の小さな子どもたちにはその動作から大変なところもあります。それを一人ひとり、丁寧にお教えていくには忍耐を要します。私もまだまだ未熟ですから、言葉の使い方が乱暴になったり、「早く!」を連発したり…理想の優しい先生像にはほど遠い現実があります。

 ドッチボールのようなルールがある遊びを教える時も最初は先生の言葉ばかりが行き交い、ゲームにならない状況ですが、何度か回を重ねるうちに形になって行きます。いつも最初は大変ですね。でも最初を丁寧に伝え、一人ひとりが理解するともう大丈夫。この最初の関わりをしっかりすることで信頼も深まります。ちょっと言葉も荒くなっても、それが子どものためです。

モチベーション

2016.11.22

 今日はもも組(3歳児)のお友達とホットケーキを焼きました。「ぐりとぐら」の絵本で十分遊んで、今度は自分たちでホットケーキ作り。カステラまではいけませんでしたが、子どもたちはとても喜んで、他のクラスにもお裾分けをしてあげました。

 先日、仕事が遅くなったので、夕食を先生たちに作りました。パンケーキを焼きました。メレンゲを粉に混ぜ込み、ふわふわにできました。野菜サラダとハムやスクランブルエッグ、シーチキン。それに園でとれたブルーベリーのジャムに生クリームとあんこ。作りすぎたかな?と思う量を気が付いたら完食していました。手作りのパンケーキディナー?をおいしく食べた先生たちは更に仕事に力を入れていました。私はおいしく食べてくれたこ
とに感謝して、また、何かおいしいものつくってあげようと考えています。

 誰かに喜んでもらえると、そのことで自分が嬉しくなり、励まされ、更に喜んでくれることをしたいと思います。その良い循環は人が成長する上でとても大切なことだと思います。それができるのが一番身近な家庭教育です。当たり前のように繰り返される日常ですが、お母さんの作ってくれたお弁当が嬉しくて、勉強を頑張る。部活を頑張る。その姿が嬉しくてまた、喜ぶお弁当を作ってあげたいと頑張る。(お弁当に限りません)
そのような中で育つと、社会に出た時に、他の人のため、体制のために仕事ができる。それは自分を励まし力づけます。そうして生活している人には周りも支え、共感してくれます。幼いうちに家庭内での良い循環の中で育つ事はその子の人生の豊かさにつながります。そして大人である親にとっても生きがいとなり、やりがいのある人生となっていきます。当たり前に過ごしている、日々の中の一つ一つが相手のモチベーションを上げて行けるのです。