お誕生会
2023.4.26
今日は4月生まれのお友達のお誕生会でした。6歳になった年長さん。4歳になった年少さん。3才になったひよこさん。今年度初めてのお誕生会。新入園の子たちは何が始まるのか?保育者から丁寧に説明されて、ホールに集まりました。前に呼ばれるお友達をとても羨ましそうにして、冠をもらう時には拍手をしていました。そしてお誕生日の歌をみんなで歌います。歌詞の中に「生まれてきてくれて本当にありがとう」とあります。一人ひとりの子どもたちの誕生を心から祝い感謝しました。
私たちは誰一人、意志をもって生まれてきた人はいません。無防備な乳児で生まれ、保護され、保育されて成長していきます。この幼児期に「生まれてきてくれてありがとう」と言われて育つことがどんなにか心と情緒と体の成長にとって大切なことか?この時に十分に守られ、大切にされて育つことで、自分は生まれてきてよかったんだ。誰かに必要とされている、ということに気づきます。
年長さんも年少さんもちゃんと自分の歳を言えました。満3歳になったお友達もちゃんと言えました。家庭から初めて出て経験する幼稚園という社会は子どもたちにとって未知の世界です。恐れも不安もあります。でも、日々の保育が安定し、守らていることが確認でき、保護者と保育者との信頼関係が築けていく中で子どもたちは安心して周りを信頼できるようになります。
今日の保育
2023.4.11
昨日が入園式でした。3年ぶりに在園児も式に参加し、新入園児をお迎えしての入園式でした。緊張や不安がありながらも幼稚園生活を楽しみにしているご家族の思いが伝わってきました。
この4月から縦割り保育にし、満3歳児1クラスと、3才、4才、5才の縦割りのクラスを2つ作りました。1クラス16人ずつです。入園式でも感じましたが、年長年中組の子たちが新しいお友達の入園を心待ちにしていて朝の玄関で早速、手をつないで部屋まで案内をし、困らないように、やりすぎないように助けてあげていました。兄弟は同じクラスなので、手をつないでクラスに行く後ろ姿は安心そのものでした。横割りですと、どうしてもクラス活動になるとそれぞれのクラスに分かれてしまい、安心の気持ちが続かないこともありました。
用意されたおもちゃを異年齢で教えたり、助けを求めたりしながらの遊びは見ていてとても微笑ましく、クラスの中の空気感はどこまでも温かく平和でした。。
新学期
2023.4.7
本日から2023年度が始まりました。始業日の今日は進級児のみの登園です。エネルギーをいっぱい貯めて、玄関に立つ子どもたちは3学期から比べて、一回り大きくなったように思えます。この4月から縦割り保育を始め、園として一つ一つ細かな準備を進めてまいりました。研修を重ね、環境を整え、おもちゃやゲームの研究を時間をかけて行ってきました。お部屋に入り、様々なおもちゃを目の前にそれぞれに考え、遊びに入っていく姿をみて子どもたち一人ひとりの遊ぶ力、発想の力、創造の力を目の当たりにしました。それは生きる力につながっていきます。これからこの遊びの時間と空間が守られ、更に子どもたちの成長が育まれていくことを期待しつつ、取り組んでいきたいと考えています。
卒園のお茶会
2023.3.3
3月3日(金)は年長組が保護者の方々にお茶を点て、ふるまいました。年長組になると年に11回ほど、お茶の講師の方に来ていただき、幼児が無理なくお茶を点てられるように工夫したお点前を習います。日本の善き伝統文化を伝えていくために、そしてただ、点てて差し上げるのではなく、相手の思いになっておもてなしをすることも同時に学んでいきます。
コロナ禍にあってはどうしても回数が少なくなってしまい、また、ここ2年ほどは保護者の方々をお招きできませんでした。今年度ようやく、本来のお茶会ができて感謝でした。いつもは友達に点てて飲んでもらっているところを保護者の方に飲んでいただくということは、いつもよりも緊張してしまい、いつもは間違えない所を間違えたり、忘れてしまったりとありましたが、大好きな保護者の方々に自分の精一杯のお点前でおもてなしできました。その後、保育者から子どもたち向けにお菓子とお茶が出されます。この時のお菓子は和三盆のおひがし。こどもたちにとっては初めてのお菓子。恐る恐る口に入れたAちゃん。途端に顔がほころんで笑顔になり、ホットした思いが伝わってきました。甘い上質な糖分は緊張した心にも体にも良い影響を与えるのだと感じました。その子の表情はかわいいかわいい特上の笑顔であり、保護者の前で緊張していた私の心も癒してくれました。
ぶどうの会
2023.2.7
今日は今年度、最後の”ぶどうの会”でした。1年間、聖書のお話や子育ての相談など様々なお話をしてきました。コロナ禍にあって閉塞感のある中、誰かと話しができるというだけで、嬉しい思いがしました。
コロナ感染は今まで普通にできたことを違う角度から考え、工夫することを学ばせられました。感染状況が収まっていく中、保育カリキュラム、行事などを戻していく時にコロナ禍で学んだ様々なことも取り入れながら、子どもたちにとって一番大切なことを考えながら新しく作り上げていくことの必要性を感じています。
かおり雪まつり
2023.2.7
昨日、私は会議で札幌に行きました。電車の中も駅の中も様々な国々からの旅行客であふれていました。もうコロナ感染の心配はないかのようでした。私はまだまだ海外どころか、道外にも出ようとは考えていませんでした。”札幌雪祭り”にこんなに多くの方々がいらっしゃっているのだと改めて驚きました。
そして今日は当園の”かおり雪まつり”でした。昨年は予定していましたが、大雪のため、延期、延期になり、各クラスごとになってしまい残念でした。今年は今日、晴天の下、元気にできたことを心から感謝します。
”かおり雪まつり”ですが、異年齢のグループ「雪だるまチーム」と「つららチーム」に分かれて競走したりクラス毎でミカンさがしをしたりと祭りというより、雪中運動会的な要素が多いかもしれません。鬼ごっこは先生たち5人が鬼になり、容赦なく子どもたちを捕まえ、最後には全員捕まえてしまいました。悔しがりながらも大好きな先生に捕まって嬉しい笑顔も見られました。ミカンさがしは競走ではないのに大きい組の子が小さい組の子を応援したりと微笑ましい姿も見られました。
行事の一つ一つを準備し、無事に終えられることの嬉しさはコロナを経験したからこそ、当たり前ではない感謝なことだと改めて思わせられています。
かぐわしいかおり
2023.2.2
当園の“かおり”という名前は聖書の中にある「かぐわしいかおり」を取りました。かおりというと皆さんはなんのかおりを思い浮かべますか?お花のかおり?甘いかおりのスウィーツやこってり熱々ラーメン?等それぞれですね。かおりを嗅ぐというのは五感の一つでもあります。五感は私たちが生きていくにはとても大切なものです。自分の危険を察知したり、安全を確認します。目で見た視界の確認。聞こえてくる音やにおいの確認。味を見ておいしいか?腐っているか?そして触ってみます。触って触れた感触は、まだ様々な判断ができない乳幼児にとってはとても重要な情報です。新入園児にとっては園長である私も初めて会う知らないおばさん。ワンワン泣いている3歳児を抱っこしていると、徐々にそこが安心した場であることを心と体で理解していきます。五感を働かせることは心と心のふれあいでもあり、そこから信頼関係が生まれてきます。乳児期に舌や肌で様々なものに触れて危険な物かそうでないものかを判断理解していきながら、幼児期には耳で聞き、目で見たものも判断基準が加わっていきます。そんな大切な五感の中に含まれる“かおり”という名の付く幼稚園。子どもたち自身が自分の心と体、周りを守れるよう、成長していけるよう、日々、努力していきたいと考えています。
信じられな~い!
2022.9.28
本当に信じられないことに、先週、日本ハムファイターズの元監督のヒルマンさんが幼稚園に訪問してくださいました。子どもたちにはヒルマンさんの説明から入りましたが、すみません。教職員が本当に喜んでおりました。ヒルマンさんは子どもたちから見ればなじみはありませんが、何よりも同じ聖書の神様を信じていることで、すぐに仲良くなりました。プレゼントを渡して”ワ、ワ、ワ一緒に”という讃美歌を歌いましたが、子どもたちはいつも以上に元気に披露していました。その空気には私たち教職員も驚くほどでした。そして、ヒルマンさんの好きな聖書のことば。コリント人への手紙第一13章13節を色紙に書いてくださり、子どもたちみんなが神様から愛されていることを熱く語っていただき、とてもあたたかな良い時間を過ごさせていただきました。
お誕生会
2022.8.31
今日は8月生まれのお友達の誕生会でした。恥ずかしそうにしながらも、冠を被らせてもらって、みんなに「生まれてきてくれて本当にありがとう!」とお祝いの歌を歌ってもらうと、本当に嬉しい心からの笑顔を見せてくれました。
次に先生たちのペープサートが始まりました。絵本の”ねずみくんのちょっき”です。ペープサートを動かし、セリフも言うとなると、声が小さくなったり、うまく表現できなかったりするので、先生たちはセリフを言う役割と、動かす役割に分かれて演じました。すると途中で3歳の子が「ゆか先生がいない」と寂しそうに言いました。ちゃんと大好きな担任の声を聞き分けていることに驚きました。終わってから、先生たちがそれぞれの役割でこの劇をつくっていたことをみんなに伝え、安心してもらいました。
五感を豊かに育てることを大切な保育の目的にもしています。その物語を楽しみつつも、そこに担任の声を探していく。聖書の中に「羊は良い羊飼いの声を聞き分ける」とあります。自分が安心できる人かどうか?を聞き分けることや、危険を察知するためには五感はとても大切なものです。3歳にしてちゃんと育っていることに感心しさせられた、誕生会でした。
雪遊び
2022.2.15
職員室の窓から見える園庭は1m以上の雪が積もり、遊ぶ時には這い上がっていかなければならないほど。この豊かな自然の中、どっさりある雪と極寒を利用しての遊びは子どもたちにとって最高の時間です。
ところどころにピンクや水色、緑色に光っているのは、寒さを利用し、色水を凍らせて作った氷。太陽に照らされとてもきれいでした。が、また降り積もった大雪にあたり一面、真っ白!この大雪に負けていたのは大人なだけ。子どもたちは宝さがし⁉うまってしまったきれいな色付きの氷を探すのも遊びに変えて楽しんでいます。見つけるために穴を掘っていたのが、いつの間にか穴掘りに変わったり。掘り出す雪で山づくりに変わったり!
自然の豊かさと厳しさ!子どもたちの発想の豊かさと心の柔らかさ!どちらにも感動させられました。