たいせつに
2023.10.30
今、各クラスは「みんなだいすき会」に向けての準備をしています。
4月から異年齢クラスに取り組み、日々の保育や行事の考え方、取り組み方について会議を重ねながら準備してきました。また、コロナ開けと言うことで、以前に戻すのか?コロナ禍にあって工夫してきた中で良いものを残していくのか?ここに来ても頭を悩ましながらの試行錯誤が続いています。
いつも発表会のオペレッタなどは全てナレーションが入り、歌も入っているバージョンを使っていますが今回はカラオケバージョンですべてのセリフ、歌詞を子どもたちが歌いながら、お話ししながら進めています。今までも当園の保育方針の中で、「一人ひとりを大切にする」ことを掲げ、それぞれの個性を大切にし、その子自身の存在を認め、自己肯定感を高めるように保育してきました。この4月から縦割り保育を進めてきた中で、日々の保育において年長児は自ずとリーダーとしての役割を担っています。年中児は自分ができる分をがんばり、助けてほしい時には助けてと言えています。年少児も助けられるばかりでなく、自分のできる事も頑張り、お兄さんお姉さんの背中をしっかり見ています。大切にされている自分を知り、更に周りの友達の大切さに気付いていっているように感じられます。
自信をもって大きな声で歌い、踊る年長児についていく年中児。その後を自分も頑張ろうとついていく年少児。子どもたちがその力を十分に発揮している姿を観て、私自身が励まされ、勇気をいただいています。
運動会 その後
2023.9.22
15日(金)無事に運動会が終わりました。前日は土砂降りで、晴れたとしても水たまりが心配されるほどでしたが、まったく影響なく開催できました。4年ぶりの全園児揃っての運動会。観客数も4名へと増やしました。開会式のオープニングよさこいから拍手と声援が大きく、園児たちは喜びつつも緊張していました。今日になってまで、「よさこいの時声がいつもより出なかったんだよなあ」とつぶやいている子が居て、それぞれに分析しているのだなと感心しました。でも、私から見ると声が小さいとは思えませんでした。
一番盛り上がったのはフォークダンスの「マイムマイム」です。園児用に簡単なバージョンにしています。ご家族の方々にも入っていただき、一緒に踊りました。大きな掛け声や足を高く上げたりととても積極的にそして本当に笑顔があふれるフォークダンスでした。本部の私たちも本当に嬉しくなりました。ご家族みんなで行える運動会がこんなに嬉しいものかと、再確認しました。
運動会
2023.9.13
あさって15日(金)に運動会です。昨日は総練習でしたが雨が降り、園内のホールで行いました。ホールの中ですと、走る向きや、並ぶ場所の広さなどいつもとかってが違いますが、子どもたちはちゃんと保育者の話を聞き、判断して動いていました。滞ることなく、そして子どもたちの元気な頑張りに勇気をもらい、とっても楽しく総練習を終えました。当日もご家族の皆様と共に子どもたちの成長を喜びたいと願っています。
そして今日、園庭でかけっこ、リレーを頑張る子どもたち。子どもたちにとっては毎日が運動会ごっこです。一瞬も力を抜かない本気の走りに胸を撃たれます。私もお手伝いに入り、走り終わった子たちを集めていました。今年度4月から始めた異年齢(縦割り)保育ですが、子どもたちの動きが変わってきているように感じます。今までも話がよく聞けて、自分たちで判断することはできていました。今年はその中に今までよりも自信をもって行っている子たちが増えているように見えました。お遊戯も運動も。
教育はその環境によって人を育て変えられる力があります。そしてそれは今はわからない、見えないものもあり、10年、20年と時が経ってからわかってくることもあります。ですから、今、できるだけ良い環境を整えたいと思います。トップの学校、トップの企業に入るためではなく、一人ひとりが生まれて来て良かった!と思える人生を歩むための教育ができればと切望しています。
卒園のお茶会
2023.3.3
3月3日(金)は年長組が保護者の方々にお茶を点て、ふるまいました。年長組になると年に11回ほど、お茶の講師の方に来ていただき、幼児が無理なくお茶を点てられるように工夫したお点前を習います。日本の善き伝統文化を伝えていくために、そしてただ、点てて差し上げるのではなく、相手の思いになっておもてなしをすることも同時に学んでいきます。
コロナ禍にあってはどうしても回数が少なくなってしまい、また、ここ2年ほどは保護者の方々をお招きできませんでした。今年度ようやく、本来のお茶会ができて感謝でした。いつもは友達に点てて飲んでもらっているところを保護者の方に飲んでいただくということは、いつもよりも緊張してしまい、いつもは間違えない所を間違えたり、忘れてしまったりとありましたが、大好きな保護者の方々に自分の精一杯のお点前でおもてなしできました。その後、保育者から子どもたち向けにお菓子とお茶が出されます。この時のお菓子は和三盆のおひがし。こどもたちにとっては初めてのお菓子。恐る恐る口に入れたAちゃん。途端に顔がほころんで笑顔になり、ホットした思いが伝わってきました。甘い上質な糖分は緊張した心にも体にも良い影響を与えるのだと感じました。その子の表情はかわいいかわいい特上の笑顔であり、保護者の前で緊張していた私の心も癒してくれました。
ぶどうの会
2023.2.7
今日は今年度、最後の”ぶどうの会”でした。1年間、聖書のお話や子育ての相談など様々なお話をしてきました。コロナ禍にあって閉塞感のある中、誰かと話しができるというだけで、嬉しい思いがしました。
コロナ感染は今まで普通にできたことを違う角度から考え、工夫することを学ばせられました。感染状況が収まっていく中、保育カリキュラム、行事などを戻していく時にコロナ禍で学んだ様々なことも取り入れながら、子どもたちにとって一番大切なことを考えながら新しく作り上げていくことの必要性を感じています。
かおり雪まつり
2023.2.7
昨日、私は会議で札幌に行きました。電車の中も駅の中も様々な国々からの旅行客であふれていました。もうコロナ感染の心配はないかのようでした。私はまだまだ海外どころか、道外にも出ようとは考えていませんでした。”札幌雪祭り”にこんなに多くの方々がいらっしゃっているのだと改めて驚きました。
そして今日は当園の”かおり雪まつり”でした。昨年は予定していましたが、大雪のため、延期、延期になり、各クラスごとになってしまい残念でした。今年は今日、晴天の下、元気にできたことを心から感謝します。
”かおり雪まつり”ですが、異年齢のグループ「雪だるまチーム」と「つららチーム」に分かれて競走したりクラス毎でミカンさがしをしたりと祭りというより、雪中運動会的な要素が多いかもしれません。鬼ごっこは先生たち5人が鬼になり、容赦なく子どもたちを捕まえ、最後には全員捕まえてしまいました。悔しがりながらも大好きな先生に捕まって嬉しい笑顔も見られました。ミカンさがしは競走ではないのに大きい組の子が小さい組の子を応援したりと微笑ましい姿も見られました。
行事の一つ一つを準備し、無事に終えられることの嬉しさはコロナを経験したからこそ、当たり前ではない感謝なことだと改めて思わせられています。
クリスマス会
2022.12.22
当園のクリスマス会のペイジェントは聖書に書かれている事実を劇にしていますから、ほとんど毎年同じ場面とセリフです。言葉使いがだいぶわかりやすくなったり、讃美歌が変わったり。ソロパートや少人数での歌の場面が増えたりと変化はありますが、内容は変わりません。今はどんどん新しく変わらなければならないことを求められる、何か変化していかなければ、選ばれない時代です。準備をしていて、本当に心から楽しんで喜んで賛美しているSちゃんが本当にほほえましく見えていました。でも、“きよしこの夜”を歌う時には少し厳かに歌うように言ってみる?と話していましたが、そのまま総練習をしたところ、“きよしこの夜”の時にはキャンドルサーヴィスですべてを暗くし、園児のそれぞれのペンライトのみの明かりだけのため、顔の表情はあまり見えないことに気づき、そのままとても喜んで賛美ができました。
ある保護者(当園の卒園生)さんとの会話です。家でクリスマス会の話になり、Sちゃんは「来年、マリアになりたい!お母さんは何をしたの?」「お母さんは天使だよ」「どのせりふ?」と聞かれ、お母さんの時のビデオも見直した。というお話を聞きました。変わらずに受け継がれていくものの大切さを感じさせられました。変わらなければついていけない!新しいものが求められることが多い今の社会ですが、人間の本質が変わったわけではありません。子育ては、昔ながらの育て方で良いし、親や祖父母から伝えられたことを伝えていくことが本当に大切です。早期教育と言って新しいものを取り入れる必要も何かが足りないと焦る必要もありません。保護者の膝もとでゆっくり育っていくのがこの幼児期です。
非認知能力
2022.11.16
11月11日の“みんなだいすき会”には保護者の皆様がご観覧でき、感謝でした。ご家族を前にして、緊張して固まってしまう子。張り切って頑張れた子。いつも通りにできた子。など様々な表情を見せてくれました。どのクラスも日常の保育の展開から無理のない準備の中で、皆様に見ていただけたと思います。いま、報道でもされているように、非認知能力と認知能力について検討されています。発表会を例にとりますと、お遊戯やオペレッタ、言語劇などあらかじめ規制のものがあり、振り付けやセリフを教えられ、毎日練習をしてとても上手になったものを見せるのが認知能力です。誰が見ても、どこにいてもマニュアルややり方がわかればできる事です。
当園が目指しているのは子どもたち自身の考えやアイデア、想像力を出してみんなで話し合い、困ったことを解決するために何をどうするか?やりたいけれども様々な事情でできない時にそれを我慢すること。そして違う方法でできないか考える事。自分の思い通りにならない時もありますが、友達と意見を出し合い、話し合いながら目標を達成していくために努力すること。等、形には、見えないけれど確実に子どもたちの中に育ちがあり、力になっているものです。これこそが人として生きていく時の力になっていきます。今回の“みんなだいすき会”で1人ひとりの子どもたちが自由に自分を表現できている姿を見せることができ、感謝です。見た目の派手さやうまさではなく、目に見えない所の育ちにこそ、目を向け大事にしていきたいと願っています。
みんなだいすき会Ⅰ
2022.11.8
今週金曜日は”みんなだいすき会”です。発表会です。保護者の方々に1人ひとりのお子さんたちの成長を見ていただきます。
従来の発表会というと歌や合奏、お遊戯や言語劇を毎日練習して上手にまとまったものを見せていました。そうすると、毎日の子どもたちの遊びの時間が削られてしまいます。表現活動が好きな子にはとてもうれしい毎日ですが、そうでない子たちには苦痛になります。それを回避するために、楽しくお子さんたちの成長を見ていただくには?と考えに考え、試行錯誤してきました。今は毎日の遊びの中から、子どもたちが楽しんで取り組み、展開してきたものを見ていただきたいと形にしてきました。それでもやはり、見た目は発表会。どかが違うの?と言われるかもしれませんが、発表できるまで取り組んできた日々が違います。自分たちで考え、失敗してやり直したり、成功して友達と喜び合ったり、目には見えていなくても子どもたちの中に積み重なっているものは計り知れません。それこそが成長に本当に大切なものです人として生きていくための土台になります。見た目のうまい下手ではなく、一人ひとりがどのように取り組んできたかに目を向けてください。
感謝会当日
2022.10.28
今日が感謝の会当日です。子どもたちにわかりやすく、畑で収穫された野菜や果物が豊かに実っていること。食べ物が豊かに与えられていることを目で見て聞きながら感謝しました。
次は”タムタムとビルの街”という動画をみんなで観ました。内容は砂漠の国に住んでいる子どもが北の国に住んでいる子に青空を送ることから物語は始まりました。決して豊かではない砂漠の国の子どもが北の国に必要な癒しの音楽や、暖かい心を送り、北の国からも雪やラジオなどが送られてきました。北の国は文化も進み、生活水準も高いですが、心の貧しさがあることが読み取れました。
その動画を見て、子どもたちは各クラスに入り、その感想を言い、また、自分たちは何ができるか意見を出し合いました。「服を送ってあげよう」「水を送ってあげたらいい。汚い水を飲んでるから。」と昨年ユニセフの方から学んだことも含めて考えている年長組。「オムライスが良いよ」「焼きそばも送ってあげよう」と年中組も自分たちの考えれる精いっぱいの考えを出し合っていました。自分たちが考えられる範囲で一生懸命考えている姿に感動を覚えました。自分にできる事からそれぞれが始めて行けば、きっと世界は平和になっていくのではないでしょうか。この子たちの相手を思う心を育てつつ、世界平和を願っています。