参観日
2020.11.6
11月4日、5日、6日と参観日を行いました。いつもなら1日に全クラスの参観を行いますが、今回は3回に分散しました。各クラスに入っての参観は密になりますので、すべてホールで行える、リズム遊びや縄跳び、ゲームなど。できるだけ日常の子どもたちの姿が見られること。集団の中でその子自身がどう、関わっているか?を見ていただければと考えました。子どもたちは保護者の方々に見ていただいているので嬉しい反面、少し緊張もしつつ、何時もよりおりこうさん?で頑張っていました。ゆり組さんは前回お知らせした人形劇も観ていただきました。自分たちで考え、準備してきたものを観てもらうのはとても誇らしいと見えてそれぞれに自信をもって自分の役割をこなしていました。こうして自己肯定感が育っていきます。保護者の方の拍手に認められたことを確信し、次には何を展開するのか?楽しみです。
このひと時もいつもの何気ない1日1日の積み重ねの上にあります。ここにきて頑張れる、できるのではなく、生まれる前からのご家族の温かいかかわりの中から育まれてきたものです。子育ては今だけ見ると、変化のない退屈な繰り返しに思えますが、2,3歩後ろにさがってみると、それは未来に繋がるなくてはならない大切な1日の積み重ねです。保護者の皆様、毎日ありがとうございます。必ず、その手が祝福されます。子どもたちの成長に報われます。コロナ禍にはありますが必ず収束することを信じて。
感謝の会
2020.10.29
例年この時期に収穫や日々の守りに感謝することを子どもたちと確認するために感謝の会を行っています。いつもは保護者の方々と一緒に、世界の中には貧困や戦争等で6秒に一人大人にならないうちに亡くなって行く子どもたちの事や、災害に会って困っている方々のこと等スライドや動画などを見て何を感じ、何を考えたかを話し合っていました。お昼には恵に感謝して保護者の皆さんも一緒にカレーを食べていましたが、今年はコロナ禍にあり、子どもたちだけで行いました。
今年のテーマは”水”保育者が様々な関係各所から集めてきた資料を基に視覚教材を作成し、世界中では汚い水しか飲めない国や水道がない国があることを子どもたちに知らせ、3才4歳5歳なりにその大変さを考えました。そして私たちは本当に恵まれていることに感謝しつつ、私たちにできることはなにか?話し合いました。「服や食べ物を送ってあげる」「蛇口を作ってあげる」等子どもたちなりに精一杯考えた答えが出てきました。
誰かの役に立てるよう成長してほしいこと、世界中の子どもたちが平和に過ごせるようにと切に祈らせられました。
人形劇
2020.10.28
”動物幼稚園のかくれんぼ”
今日は10月生まれのお友達のお誕生会でした。ゆり組さんが自分たちでお話を作り、ペープサートを作って人形劇を見せてくれました。9月の末に大きなホールでプロの俳優さんによる人形劇を見てきたのが刺激になって、子どもたち自身でさっそくお話しから、背景、小道具大道具と作り、今日の発表になりました。
さすがに自分たちが0から考え、造り、発表しますので、セリフの言い方や声の出し方、進行など、それぞれに自信をもって一人ひとりが生き生きと自分の役割を果たしていました。
どうしても発表会などは指導側から降ろしていったお話しや役割、そして練習と子どもたち自身の創造性、想像性、自主性を育て、引き出していくことが難しくなっていきます。今回の発表を観て、子どもたちの自発的な活動から保育が創られいく様子を見られ、そこに確実に成長し、豊かな日々を過ごしていることが伝わってきました。
お祭りごっこ
2020.10.19
先日、ゆり組さんが小さい組さんたちにお祭りの縁日ごっこをして遊んでくれました。”夜までいっぱい遊ぼう会”で自分たちが遊んで楽しかったことを、伝えたくてやってくれました。カードのくじ引きから景品も自分たちで手作りした、奴さんや風車。準備のところから、みんなへの説明後片付け。さすがゆり組さん!と拍手を送りました。自分たちが楽しんだことを誰かに伝えたいという思いと、それを自分たちで計画し、行っていく。本当に人として必要な、自分たちで考え、実行していく力が育っていると嬉しくなりました。さくら組、もも組、ひよこ組の子たちもゆり組さんの説明をしっかり聞いて遊び、心から喜んでいる姿が伝わってきました。自分のことは自分で、から更に先の周りの人たちの喜びのために何かをする。順調に、それ以上に育っているゆり組さんに感謝です。
お気に入りの服
2020.10.8
3歳のK君は新しい服を買ってもらいましたが、どうしてもその服が気に入りません。その服を着て機嫌悪く登園していました。ある日、その服がとても大好きになりました。それはその服に自分の好きなキャラクターのアップリケを付けてもらったのです。それからはその服が大好きになりました。
好きなキャラクターもさることながら、お母さんがそれを付けてくれたことが子どもの精神と成長に大きな影響を与えます。忙しいお母さんがつけてくれたもの。昔はほころびを繕う、穴をふさぐことは当たり前でした。今は手間をかけるより簡単に解決する方法がいくつもあります。
でも、私たち保育者もよく感じることですが、時間と手間をかけ、そこに心を向けて準備したものはそこにかけたエネルギー以上のものを発揮し、子どもたちに伝わっていきます。お忙しい保護者の方々は大変かもしれません。子どもは簡単に、短時間で成長しません。やはり時間と手をかけることが大事だとあとからわかってきます。どうか今の幼児期にしかできないかかわりを日々の中で意識して大切にしてほしいと思います。できる時で良いです。できないときは自分を責めないでくださいね。
カプラ
2020.9.7
ゆり組さんのお部屋でカプラの世界が広がりました。動物園、幼稚園、キャンプ場、タケノコのお家等、それぞれ、思うままに楽しく取り組んでいます。無限にその創造性は広がり、作られたものから更に次々と発想が広がっていきます。
明日は運動会の総練習。さすがに今年は種目が少なく、準備の時間もいつもより少なく済み、ゆとりがあることは確かです。コロナ禍で様々な不自由や制限がある中で、これからの保育体制や考え方、今までの保育の見直しに多くのことを気づかされています。あくまでも、子どもたちの豊かな成長が育まれることを最優先しながら。
お誕生会
2020.8.24
今週の水曜日26日は8月生まれのお友達のお誕生会です。誕生日を迎える子が自分が生まれてきたことへの感謝とその存在が祝福され、認められていることが伝わるよう、計画しています。参加する全員の子どもたちが楽しめるように大型絵本や、スライド等保育者がいろいろ考えて計画します。
この8月の誕生会には先生方で、お手玉、駒回し、けん玉、まりつきと昔遊びを披露します。私はまり付きの担当です。久々にてまり歌に合わせてまりをついてみると、体が動かない!足が上がらない。まりが弾まない!息切れが早い!「いちりとらん。にいりとらん。さんりとらん」と10まで様々なやり方でまりをつくのですが、いち、に、さんまで行けない。子どものころは10までの難しい技を早くできるようになりたくて何回も何回も遊びながら練習をしていたのに。今の体力のなさにショックを受けつつも、子どもの遊びの中には知育、体育とちゃんと備わっていることを改めて自覚しました。若いお母さま方にはなじみのない遊びかもしれません。昔ながらの遊びの中には乳幼児からその発達に合わせて、成長できる様々な物が豊かにあることを、この一見で再度気づかされました。まずは体力作り。遊びは本当に大切な要素を豊かに含んだ大事なものです。この機に更に見直していき、子どもたちと取り組んでいこうと思います。
ラキューのこまやさん
2020.7.27
1㎝前後の小さな平たいピースを組み合わせて、様々な物を作っているのがラキューブロックです。細かいピースなので、年長組さんが主に取り組んでいます。今は駒づくりに夢中になっています。たくさんの駒ができたので、お店を開き、小さなクラスにも普及するため、お店を開きました。長蛇の列ができてしまい、お店は大繁盛。遊びのところでも、ゆり組さんが小さいクラスのお友達に回し方を教えてあげていました。
遊びは完成されたおもちゃを与えることよりもそこから様々な思考を重ねて、仲間話し合い、展開していける空間、余裕があることが子どもたちの思考能力やコミュニケーション能力を発展させます。そして、私たちが想像し、仮定した以上のことを考え、展開していきます。子どもたちのその思考能力と行動力を促し、成功感へと導きだすことが子どもの成長のため、大切なことだと考えています。
作っている子は客の注文を聞き、販売の子は小さい子に扱えるもの、回すところでは丁寧にその年に合わせて教えてあげています。それぞれの適材適所。その日のやりたいところなど、友達と話し合いながら、時には意見をぶつけながら、進めています。日々の保育のこのような積み重ねが子どもたちの心の土台を創っていきます。
今日のリトミック
2020.7.20
フェイズブックにゆり組さんのリトミックが上がっています。6月から保育が始まり、最初は段階的に午前保育から行い、子どもたちの心身の様子を見ながら通常に戻していきました。その中でリトミックの取り組みは6月の25日から降ろしていきました。
最初はどんな動きも1人ひとり思うように体を動かせず、バラバラでした。一か月もたっていませんが子どもたちは今、先生の一言、二言のことばだけでしっかりと、力の入れる所、伸ばすところなど、適切に動けるようになっています。この成長ぶりには私たちも驚いています。本当に人に見せるための練習ではなく、毎日の積み重ねが子どもたちの動きをスムーズに滑らかにしています。その動きが褒められると自信がつき更に張り切ります。そして体も心もとっても気持ちがよくなり、その表情はどの子もとても明るく、のびのびと行っています。自分の理想通りに体が動くのは、健康のためであり、危険から身を守ることにもつながります。
お店屋さんごっこ
2020.7.16
例年ですと今の時期は父母の会の行事やお泊り会、家族参観日などありましたが、コロナの影響でほとんどが中止や延期になっています。そのような中、日々の保育ではそれぞれの子どもたちが自分の好きな事、やりたい事、できない事にじっくりと向き合っています。
さくら組さんのお部屋で始まった野菜、果物作り。子どもたちの盛り上がりから、ホールでのお店屋さんごっこに発展しました。他のクラスの子も、保育者もとても楽しく買い物をしていました。