今日という日
2021.5.14
ようやく暖かな日になりました。子どもたちはクラス毎に体力に合わせ、公園へと遊びに行きました。
16日からの緊急事態宣言が決まり、新型コロナウィルスの感染が今後どのようになるのか?ここにきてまた、見えなくなってきました。様々な立場、様々な思い、様々な都合、事情がある中で、どのような対応が解決へと向かう方法なのか、わかりません。でも、確かに言えるのは、今日を精いっぱい過ごしましょう!ということです。それは子どもたちの方が上手です。どのような状況にあっても、そこで一生懸命遊びます。仲よくします。けんかをします。わがまま言います。泣きます。そんな子どもたちの日常を守っていくために、今私たちができることを一生懸命に探していくこと。それだけで幸せになります。市中感染が広がり、だれがいつどこで感染してもおかしくなくなりました。その中で互いを思い、相手の立場になり、今日を過ごしていくこと。この積み重ねが必ず、解決へと近づいているはず。と信じて‼‼
新学期
2021.4.13
2021年度、新学期が始まりました。新入園児、進級児それぞれに緊張感や不安を感じながら、この時を過ごしています。できるだけ、怖がらず、不安を持たないよう、困ったことがないように、環境を整えています。それでもそれぞれ、不安を感じる所は違いがあります。そしてその年齢にあった小さな不安や少々の困り感は成長していくために必要です。
さみしくて泣くことも、困って不安になることも、友達とのおもちゃの貸し借りで怒ることも、人として心を育てるためにはとても大切な通るべきところです。ご家庭から離れた場所にも自分を受け入れてくれるところがある事。いつもの自分を受け止めてくれる人がいること。一緒に泣いたり笑ったりしてくれる人が周りにいるということをこの時期に心と体で感じ、認めていけるよう願っています。子どもだけではなく、私たち大人も自分が認められている場所が守られていくことはとても大切ですね。
マニュアル
2021.2.10
マニュアル、説明所や見本がなければ動けない、わからない方々が増えてきているような気がしていました。失敗してもいいから、やってみることや、自分で考えて作り出していってほしいと思いつつ、1から10まで事細かく教えることが必要としていました。
しかし、2020年度、コロナ禍にあっては誰もが初めてでわからないことが多く、何もない所から試行錯誤し、互いに知恵を出し合い、やり直しをしながら、保育を行ってきました。マニュアルがあることが当然な中で育ってきた方々にとっては大変だったと思います。でも、この1年を通して、何とか工夫をし、互いに話し合っていく中でも、答えにたどり着けることを体験したのは、とても貴重なことだったと思います。そして、人生、何が起こるかわからない中、ゼロから試行錯誤しながら物事をつくり上げていけることが分かったのはこれから起こってくることに対して、わずかであっても、希望がわいたのではないでしょうか?これはコロナ禍にある良いことの一つとして数えてよいのではないでしょうか?
明けましておめでとうございます。
2021.1.7
皆様どのようなお正月を迎えたでしょうか?新型コロナウィルスに世界中が翻弄され、振り回された2020年。2021年の新しい年もまだまだその戦いは続きそうです。
世界中での1日も早い収束を願っています。コロナ禍にあって、様々なことに気づかされ、学ばされ、今までにない感情や感覚、考え方にも出会いました。その中で、今までも感じていたことではありますが、一人ひとり感じ方、とらえ方が人それぞれ、国それぞれなのだということ。医療関係者の方々が家にも帰れず、日夜奮闘している中、控えてくださいと言われている多人数によるお酒を伴う飲食を行う方々。私たち、教育に携わる者も子どもたちに感染しにくいと言われていても細心の注意を図り、ウィルスの除去、感染防止を努力していても、一方で守らない方々がいらっしゃることが大変残念です。なぜ、自分のこととして、自分の家族のこととして考えられないのでしょう?相手の身になって考えることこそ、相手を守り、自らをも守る教育であり、日常で行われなければならないことだと思います。更に保育の質を高めることは人としての質を高めていく。それは年収が高いとか、高学歴を求めるより一番初めの目的です。まずは相手の身になって考えられることを伝えていく保育を私自身、園全体で取り組んでいきたいと考えています。
今年もよろしくお願いいたします。
全ての事に感謝します。
2020.12.23
今年を振り返る時期になってきました。今年はどなたにとってもコロナで始まり、コロナで終わる。そしてまた新年もコロナで始まると多くの方々が予想していると思います。
感染された方々、亡くなられた方々には理解さえできない大変な経験をされたと思います。医療従事者の方々にとっては想像の範囲を超えています。本当に心から感謝し、毎日の任務が果たせるよう、祈るばかりです。頑張りすぎないで!と思っていても現実には頑張らなければならない日常の中、癒しと労りがあるよう願っています。
目の前にある現実は納得できない理不尽な事柄が多くても聖書の中に「全ての事において感謝しなさい。」とあります。信仰を持っていても、これは難しいことです。でも、小さなことから、感謝なこと、嬉しかったことを探していく時、感謝な思い、喜びは重なっていきます。そして喜ぶ心、思いに感謝な思いが湧いてきます。この振り返るときに良いことをできるだけ探す努力をすることで、きっと嬉しい思いは広がるはず。大変な年の終わりであり、大変な年の始まりではありますが、できるだけ明かるく、終わる年に感謝し、来る年に期待をして行きましょう!
クリスマスはすべての人の喜びです。
2020.11.20
「サンタさんにはお母さんに買ってもらえなかったものを頼むんだ!」
子どもたちにとっては楽しみな時に入ってきました。子どもたちはまだまだ受け身で、何かをしてもらう、何かをいただくのは当たり前の時期です。それでも少しづつ、誰かの喜びのために何かをしてあげることが自分の喜びになってきます。
それぞれがどのようにクリスマスを祝うかは様々ですが、今年はすべての人に祝福のクリスマスが来てほしいと心から願っています。目の前の状況が大変でも、希望が見えなくても、必ず、解決が来ることを信じて!
地震避難訓練
2020.10.20
地震避難訓練を行いました。毎回行う中で、足りないことや、必要なことにを気づかされ、子どもたちよりも私たち教職員が踏まえていなければならないことが多いことに気づかされます。何度か重ねてきた中で、今日は1回目の地震の後もう一度揺れが来て、外に避難をするまでを計画しました。「地震だよ。ダンゴムシになるよ!」の言葉に子どもたちは素早く頭を抱えてダンゴムシになるようになってきました。その後、子たちの点呼をしてその時点で来ている子たちの確認をします。20分後くらいにもう一度揺れが来てダンゴムシになり、点呼をして外へと非難をする。
やはり一番大事なのは日頃の保育者と子どもたちとの信頼関係だと感じました。訓練ですが真剣に行う保育者たちの言葉に子どもたちはちゃんと聞いてその通りに行います。子どもたちのいのちを守るには大人だけではできません子どもたちがこの先生たちについていこうと思わなければ成り立ちません。子どもたちが真剣に話を聞いて、誰一人泣き出す子もなく、保育者の手順もしっかりできて、少し安心できました。ただ、災害は忘れたころにやってきます。忘れることなく、備えはしますが、来ないでほしいと願いつつ。でもいつ来てもあわてないよう、子どもたちとの信頼関係、教職員間のチームワークを日頃から育てていかなければと思わせられました。
お気に入りの服
2020.10.8
3歳のK君は新しい服を買ってもらいましたが、どうしてもその服が気に入りません。その服を着て機嫌悪く登園していました。ある日、その服がとても大好きになりました。それはその服に自分の好きなキャラクターのアップリケを付けてもらったのです。それからはその服が大好きになりました。
好きなキャラクターもさることながら、お母さんがそれを付けてくれたことが子どもの精神と成長に大きな影響を与えます。忙しいお母さんがつけてくれたもの。昔はほころびを繕う、穴をふさぐことは当たり前でした。今は手間をかけるより簡単に解決する方法がいくつもあります。
でも、私たち保育者もよく感じることですが、時間と手間をかけ、そこに心を向けて準備したものはそこにかけたエネルギー以上のものを発揮し、子どもたちに伝わっていきます。お忙しい保護者の方々は大変かもしれません。子どもは簡単に、短時間で成長しません。やはり時間と手をかけることが大事だとあとからわかってきます。どうか今の幼児期にしかできないかかわりを日々の中で意識して大切にしてほしいと思います。できる時で良いです。できないときは自分を責めないでくださいね。
お茶の時間
2020.9.25
いつも年に11回を通してお茶のお点前を習います。子どもに合わせ、できる範囲で行います。難しいことができるようになるというより、日本の伝統的な素晴らしい茶道という文化が子どもたちに伝わることが大切です。何よりもお茶を楽しくおいしく飲むことができればと取り組んできました。
でも、今年はコロナ感染のため、5月から始めていたものをこの9月にようやくスタートできました。それも、しっかりと熱湯消毒、ソーシャルディスタンス等の中、子どもたちも少しいつもより緊張しつつ、感染予防をしながらのお茶でした。最初は今年はできないかな?とも思いましたが、講師の先生も良く工夫をし、考えてくださり、お茶碗も1人にいち椀。ゴム手を何回も取り換えながらできました。今までの当たり前にできていたことができなくなった時にこそ、どうすればできるのか?考え、工夫をして別の方法、回り道や抜け道を探していける柔軟性が人としての成長にとても大切だと改めて感じました。
2学期が始まりました
2020.8.20
今日から2学期が始まりました。大きな事故やケガ、病気もなく、全員出席でスタートできました。コロナ禍で、様々な制限があり、外出、旅行や海水浴に自由に行ける機会が狭められた夏休みでしたが、園児が無事に元気で登園できたことは何よりも感謝なことです。更に2学期が守られるようにと祈っています。
休み中に園児用のトイレの蛇口を自動にしました。手をかざせば、水が出てきます。身の回りのものがとても便利?になっています。トイレの蓋、照明、水流も人を感知しただけで開閉したり、ついたりします。(この設備当園にはありません。)これは便利といっていいのか?人間が退化していく一歩ではないかと自動にすることには疑問もありました。でも、昨年から、インフルや感染予防には一番多くの子たちが使うトイレの手洗い場には自動センサーは必要ではないかと、理事会で話し合われていました。そこへコロナがあり、今年、踏み切りました。今までも日常だった子どもたちのいのちを守るための行動は、コロナ終息後も日常になっていくと思います。本当に1日も早い終息を願いつつ。