大切に‼
2021.5.31
”自分探し”という言葉や、そのために旅をしたり、転職をしたり、趣味を探したりすることが流行った時期がありました。本当の自分、素の自分と向き合い、自分の思いを大切にし、自然体の自分でいることを大切にすることが目的だったと思います。先日読んだ本の中に「自分とデートをしてください」とありました。よく、家族の中でも、お子さん一人ひとりとの時間を大切にするために、取り入れているご家族もあると思います。でも、自分とデートは初めて聞きました。でも、納得します。母親も父親もそれぞれの個人としてのメンタルが健康でなければ子どもたちに、仕事に十分に向き合うことが難しい時があります。どうしても自分のことは後回しにして、目の前のことを優先し、疲れ果てていることが多いのではないでしょうか?自分を大切にすることは周りの方々を大切にすることに不可欠です。思い切って自分とデートをし、疲れや傷を聞き、癒すために時間や手段を講じてあげてください。元気な自分でいることを心がけましょう。痛みや疲れを持ち続けているのが普通ではありません。
これからまだ続く、コロナ禍にあっては自分を元気に保っていくことが重要です。必ず解決の時がきます。
公園にて
2021.5.25
「ただいまあー‼‼‼‼」「ただいまあ!」「ただいま!」とさくら組全員のただいまの声。玄関に行ってみると
「あのね、ダンゴムシがいっぱいいたんだよ!」
「たんぽぽ咲いてたよ!」
「鬼ごっこしたよ!」等々
聖徳太子にならなければ全部を聞いて理解できないほどの勢いで公園で遊んできたことを話してくれました。あとから、公園に行った保育者に聞くと、
・A君は草刈りをしているおじさんたちをじいっと見てい
て、見て!見て!と自分の手を思いっきり動かして草刈り機になっていたこと。
・大きな枝を公園の端から端まで運んで、たんぽぽで飾 り付けをしたこと。
・てのひらいっぱいにダンゴムシを拾ったこと。
青空の下、自然と100%仲良く遊んでいる子どもたち。目の前にある自然の中でただただ遊びこむこと。うらやましく思いました。コロナ禍にあって私たち大人にも大切な、必要なことではないかと思わせられました。
今日という日
2021.5.14
ようやく暖かな日になりました。子どもたちはクラス毎に体力に合わせ、公園へと遊びに行きました。
16日からの緊急事態宣言が決まり、新型コロナウィルスの感染が今後どのようになるのか?ここにきてまた、見えなくなってきました。様々な立場、様々な思い、様々な都合、事情がある中で、どのような対応が解決へと向かう方法なのか、わかりません。でも、確かに言えるのは、今日を精いっぱい過ごしましょう!ということです。それは子どもたちの方が上手です。どのような状況にあっても、そこで一生懸命遊びます。仲よくします。けんかをします。わがまま言います。泣きます。そんな子どもたちの日常を守っていくために、今私たちができることを一生懸命に探していくこと。それだけで幸せになります。市中感染が広がり、だれがいつどこで感染してもおかしくなくなりました。その中で互いを思い、相手の立場になり、今日を過ごしていくこと。この積み重ねが必ず、解決へと近づいているはず。と信じて‼‼
新学期
2021.4.13
2021年度、新学期が始まりました。新入園児、進級児それぞれに緊張感や不安を感じながら、この時を過ごしています。できるだけ、怖がらず、不安を持たないよう、困ったことがないように、環境を整えています。それでもそれぞれ、不安を感じる所は違いがあります。そしてその年齢にあった小さな不安や少々の困り感は成長していくために必要です。
さみしくて泣くことも、困って不安になることも、友達とのおもちゃの貸し借りで怒ることも、人として心を育てるためにはとても大切な通るべきところです。ご家庭から離れた場所にも自分を受け入れてくれるところがある事。いつもの自分を受け止めてくれる人がいること。一緒に泣いたり笑ったりしてくれる人が周りにいるということをこの時期に心と体で感じ、認めていけるよう願っています。子どもだけではなく、私たち大人も自分が認められている場所が守られていくことはとても大切ですね。
マニュアル
2021.2.10
マニュアル、説明所や見本がなければ動けない、わからない方々が増えてきているような気がしていました。失敗してもいいから、やってみることや、自分で考えて作り出していってほしいと思いつつ、1から10まで事細かく教えることが必要としていました。
しかし、2020年度、コロナ禍にあっては誰もが初めてでわからないことが多く、何もない所から試行錯誤し、互いに知恵を出し合い、やり直しをしながら、保育を行ってきました。マニュアルがあることが当然な中で育ってきた方々にとっては大変だったと思います。でも、この1年を通して、何とか工夫をし、互いに話し合っていく中でも、答えにたどり着けることを体験したのは、とても貴重なことだったと思います。そして、人生、何が起こるかわからない中、ゼロから試行錯誤しながら物事をつくり上げていけることが分かったのはこれから起こってくることに対して、わずかであっても、希望がわいたのではないでしょうか?これはコロナ禍にある良いことの一つとして数えてよいのではないでしょうか?
明けましておめでとうございます。
2021.1.7
皆様どのようなお正月を迎えたでしょうか?新型コロナウィルスに世界中が翻弄され、振り回された2020年。2021年の新しい年もまだまだその戦いは続きそうです。
世界中での1日も早い収束を願っています。コロナ禍にあって、様々なことに気づかされ、学ばされ、今までにない感情や感覚、考え方にも出会いました。その中で、今までも感じていたことではありますが、一人ひとり感じ方、とらえ方が人それぞれ、国それぞれなのだということ。医療関係者の方々が家にも帰れず、日夜奮闘している中、控えてくださいと言われている多人数によるお酒を伴う飲食を行う方々。私たち、教育に携わる者も子どもたちに感染しにくいと言われていても細心の注意を図り、ウィルスの除去、感染防止を努力していても、一方で守らない方々がいらっしゃることが大変残念です。なぜ、自分のこととして、自分の家族のこととして考えられないのでしょう?相手の身になって考えることこそ、相手を守り、自らをも守る教育であり、日常で行われなければならないことだと思います。更に保育の質を高めることは人としての質を高めていく。それは年収が高いとか、高学歴を求めるより一番初めの目的です。まずは相手の身になって考えられることを伝えていく保育を私自身、園全体で取り組んでいきたいと考えています。
今年もよろしくお願いいたします。
全ての事に感謝します。
2020.12.23
今年を振り返る時期になってきました。今年はどなたにとってもコロナで始まり、コロナで終わる。そしてまた新年もコロナで始まると多くの方々が予想していると思います。
感染された方々、亡くなられた方々には理解さえできない大変な経験をされたと思います。医療従事者の方々にとっては想像の範囲を超えています。本当に心から感謝し、毎日の任務が果たせるよう、祈るばかりです。頑張りすぎないで!と思っていても現実には頑張らなければならない日常の中、癒しと労りがあるよう願っています。
目の前にある現実は納得できない理不尽な事柄が多くても聖書の中に「全ての事において感謝しなさい。」とあります。信仰を持っていても、これは難しいことです。でも、小さなことから、感謝なこと、嬉しかったことを探していく時、感謝な思い、喜びは重なっていきます。そして喜ぶ心、思いに感謝な思いが湧いてきます。この振り返るときに良いことをできるだけ探す努力をすることで、きっと嬉しい思いは広がるはず。大変な年の終わりであり、大変な年の始まりではありますが、できるだけ明かるく、終わる年に感謝し、来る年に期待をして行きましょう!
クリスマスはすべての人の喜びです。
2020.11.20
「サンタさんにはお母さんに買ってもらえなかったものを頼むんだ!」
子どもたちにとっては楽しみな時に入ってきました。子どもたちはまだまだ受け身で、何かをしてもらう、何かをいただくのは当たり前の時期です。それでも少しづつ、誰かの喜びのために何かをしてあげることが自分の喜びになってきます。
それぞれがどのようにクリスマスを祝うかは様々ですが、今年はすべての人に祝福のクリスマスが来てほしいと心から願っています。目の前の状況が大変でも、希望が見えなくても、必ず、解決が来ることを信じて!
地震避難訓練
2020.10.20
地震避難訓練を行いました。毎回行う中で、足りないことや、必要なことにを気づかされ、子どもたちよりも私たち教職員が踏まえていなければならないことが多いことに気づかされます。何度か重ねてきた中で、今日は1回目の地震の後もう一度揺れが来て、外に避難をするまでを計画しました。「地震だよ。ダンゴムシになるよ!」の言葉に子どもたちは素早く頭を抱えてダンゴムシになるようになってきました。その後、子たちの点呼をしてその時点で来ている子たちの確認をします。20分後くらいにもう一度揺れが来てダンゴムシになり、点呼をして外へと非難をする。
やはり一番大事なのは日頃の保育者と子どもたちとの信頼関係だと感じました。訓練ですが真剣に行う保育者たちの言葉に子どもたちはちゃんと聞いてその通りに行います。子どもたちのいのちを守るには大人だけではできません子どもたちがこの先生たちについていこうと思わなければ成り立ちません。子どもたちが真剣に話を聞いて、誰一人泣き出す子もなく、保育者の手順もしっかりできて、少し安心できました。ただ、災害は忘れたころにやってきます。忘れることなく、備えはしますが、来ないでほしいと願いつつ。でもいつ来てもあわてないよう、子どもたちとの信頼関係、教職員間のチームワークを日頃から育てていかなければと思わせられました。
お気に入りの服
2020.10.8
3歳のK君は新しい服を買ってもらいましたが、どうしてもその服が気に入りません。その服を着て機嫌悪く登園していました。ある日、その服がとても大好きになりました。それはその服に自分の好きなキャラクターのアップリケを付けてもらったのです。それからはその服が大好きになりました。
好きなキャラクターもさることながら、お母さんがそれを付けてくれたことが子どもの精神と成長に大きな影響を与えます。忙しいお母さんがつけてくれたもの。昔はほころびを繕う、穴をふさぐことは当たり前でした。今は手間をかけるより簡単に解決する方法がいくつもあります。
でも、私たち保育者もよく感じることですが、時間と手間をかけ、そこに心を向けて準備したものはそこにかけたエネルギー以上のものを発揮し、子どもたちに伝わっていきます。お忙しい保護者の方々は大変かもしれません。子どもは簡単に、短時間で成長しません。やはり時間と手をかけることが大事だとあとからわかってきます。どうか今の幼児期にしかできないかかわりを日々の中で意識して大切にしてほしいと思います。できる時で良いです。できないときは自分を責めないでくださいね。