学校法人恵愛学園 認定こども園 北広島かおり幼稚園

Diary

園長ブログ

クリスマス

2015.12.11

 日本も世界もみんなお祭りが好きですね。クリスマスも世界中でお祝いされています。やはりサンタクロースにプレゼントをお願いするのが子どもたちにとっては楽しみですよね。子どもたちに何をお願いしたのか聞くと、ヒーロー物のアイテムやキャラクター物などと、やはりゲーム機器関係のものが多くありました。
 ファミコンや、IT関係のゲームソフトなどで遊ぶと心配なこととして「想像力が養われない」というのがありました。サンタクロースに会った事はないけれど信じている想像力のたまもののような存在です。そんなサンタクロースに想像力を育てないものを願っていいのかなあ?と、考えてしまいました。クリスマスには想像力を豊かにするものを贈りたいですね。
 
 子どもたちだけでなく、保護者の方々にも素敵な祝福豊かな
クリスマスになりますように!

愛しているから叱るんです!

2015.11.20

 まだ、クラス担任をしていた頃、後輩に対して仕事を教えている時、出来ていないところや、間違っている所を指摘したり、正してあげる時、決して良い気持ちではありません。言わないで済むなら言わないでいたい。誰かほかの人が言ってくれないかなあと思っても、その先生のため、子どもたちのため、言わなければ!と。言われた相手も傷つき、落ち込んでいるだろうなあと自分も傷つきながら、伝えた覚えがあります。でもそれは今も変わらず、言いにくいことを心を鬼にして言いつつ、相手の成長を待ちます。お母さん方もそうではないでしょうか?
 怒りたくて怒っているわけではなく、躾であったり、善悪の基準だったり。叱ることで子どもが成長するために。痛みを覚えながら叱っていく時、互いに成長していくのだと思います。愛していない子、どうでもいい子はほっときます。大切だから、愛しているから叱らずにはいられないのです。
 叱っても回復力はあります。だから叱れるんです。

成長痛?

2015.11.6

 今朝、6歳の子が「先生、ここが痛い」と膝をさしてきました。ぶつけたわけでも、傷がついているわけでもないので、「きっと成長痛だよ。」と言うと不思議な顔したので、「○○ちゃんの体が今急いで大きくなるための痛みだよ。病気じゃないから大丈夫!」と言うと納得して遊びに入っていきました。その時にふと、私たちの心の痛みの事が浮かんできました。
 若い時に人間関係の中でどうしてもうまくいかない人がいてその人をどうしても許せなくて、苦しんでいたり。自分の失敗や出来ない自分を責めて責めて悩んだり。そんな時に聞いたのが、「心の受け皿を大きくする為にはその器を一度壊して大きくするから、痛むのは当たり前。心が大きくなるためです。」
 年を重ねた今では多少の物事にはだいぶ感情を左右されず、受け止めることができるようになってきてはいます。でも、まだまだ落ち込んだり、悩み続けたり、若い時よりも深い課題が与えられたり。体の成長はそれぞれ、ある程度の所で終わりますが、心の成長はまだまだ続くようです。でもそれはまだまだそれぞれが成長し、変わりうる可能性があるということ。
 悩みのない方はいらっしゃらないと思います。今抱えていることは、必ず自分を大きくしてくれます。辛い時には無理をせず、持ちこたえているだけで十分です。そうしているうちに成すべきことが見えてきたり、一歩前に出る力が出てきたり、誰かが助け舟を出してくれたり。
 心の成長痛。まだまだ成長する期待度が高いということです。でも、あまり一人で悩みこんでいる時は私で良ければお話聞きますから、遠慮なく声を掛けてください。子育て相談ではない課題でも良いですよ。

○○も誉めれば木に登る

2015.10.30

 私は少しだけ縫物ができます。男の子のお遊戯で法被が2枚そろわなくて、6枚の前掛けになっていた布を2枚の法被に仕上げました。男の子たちに持っていった時に「すごい!」「尊敬する!」と誉められて、元気がでました。
 私は少しだけ絵に自信があります。「ブレーメンの音楽隊」の小道具で、泥棒のごちそうを描いて子どもたちに見せたら、「天才なんじゃない?」「画家になれば!」と言われ、木のてっぺんまで登りました。
 子どもはよく誉めて育てると言いますが、誉められて良いお母さん、良いお父さん、良い先生になるのは私たち大人も同じです。子ども達以上かもしれません。
 わけても、主婦のみなさんはお家の中で誰かに認めてもらうことはあまりないと思います。当たり前のように掃除、洗濯、食事の支度が出来ていることにもっともっとねぎらわなければならないと思います。主婦の方々、日常の様々な事をこなしながら育児をすることは本当に大変です。当たり前のことではありません。尊敬に値します。手を抜いていたとしても、ちゃんと家族がおなかをすかせず、心地よいお布団に寝れることは、主婦の方々の日々の努力があるからです。無理せず、自分の時間も大切にしながら、今日のなすべき分だけ、頑張りましょう!頑張りすぎはよくありませんよ。一息入れて!

やればできる!

2015.10.2

 ある日の朝のラジオで流れていたものです。
高校生の時に担任に「やればできるなら、最初からやれ!」

 今、確かに「やればできる子だよね」のようなことがよく言われていますね。
 でも、やればできるのは分かっていてもなかなか腰が上がらず、本当にできる物かも見えていない時には前向きになれないことも多々あります。何度かそんな経験を通って初めて、やってみることに一歩踏み出せるのかもしれません。であれば、幼児期の
今は海のものとも山のものともわからない。ただ、可能性は充分に秘めている子ども達。「やればできる」でも、焦らず、励まし、やる気が出るまで待つこととやる気が出る経験をさせることと、一緒に様々な事を経験していく時間をゆっくり過ごすことが大事ではないでしょうか?

2015.7.16

 杖を使いだして半年。(この年で杖を使うのはちょっと情けない)
 まず、電車では必ず、席を譲られます。なんと優しい方々が多いこと。東京は特に、いくつも席が離れているのに譲っていただきました。遠慮しつつも、譲ってくださった方のご厚意をありがたくいただきます。
 お店やエレベーターのドアも、遅い私を待っていてくれて。
申し訳ないと思いつつ・・・本当に感謝な思いです。
 今までできるだけお世話をする立場でいようと頑張ってきましたが、それぞれに弱さや欠けがあり、年齢を重ねると、あちこち不具合が嫌でも生じてきて。労られる側になって初めて気づく、人の思いや、見えてくる世界。弱さや欠けを我慢しつつ持ちこたえながら、見せていただける、理解できる事柄もあって。弱さを持たなければ知らないでいたことに、自分の愚かさを感じ、恥ずかしく思います。自分が高慢で弱さに対してとても冷たい人間である事に気づかされて、悔い改めています。痛みを負ったことも世界が一つ広くなり、人の暖かさに気づかされた貴重な体験でした。これから治療して痛みがなくなっても、痛みを忘れずに、いたいと願っています。

いじめ?

2015.6.19

 タレントのさかなクンのブログ?”いじめられている君へ”を読んでみました。メジナは海を泳いでいる時はみんな仲良く楽しく泳いでいるのに水槽に入れるとなぜか1匹を仲間外れにし、いじめが始まりました。かわいそうに思い、その1匹を別の水槽に入れました。残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。
 広い海の中で泳いでいる時には何も問題がなかったのに、狭い水槽に入れると、いじめが始まる。
 私の小学校3年の時の担任の先生が「人間はいつも自分が、誰かより優位に立って居ないと不安になる思いがある。だから魔女狩りとか奴隷制度など、ちょっと自分達と髪や肌の色が違うだけで、その人たちを差別して自分よりも劣るものとすることによって安心しようとするところがある」とおっしゃっていたことを
今でも覚えています。
 私たちの心の中に誰かを自分よりも下の者として見下して安心する。それも大勢で一人を見下し、いじめるのが一番の安心なのかも知れません。でもそれはとても醜いやってはいけない心の動きです。
 神様は私たち一人ひとりをそれぞれに違いをもって造られました。その互いの違いは神様に、それぞれに喜ばれるはずの物。それをいじめの原因にしていいはずがありません。互いに互いの違いを認め合い、感謝しつつ・・・
いじめのない社会になりますように!

初めてのお茶

2015.5.22

 年長組は月に1度お茶(裏千家)のお点前を習います。3月には保護者の方をお招きしてお茶とお菓子でおもてなしをします。
 今回は初めてでしたが、とても良い緊張感の中、先生のお話をしっかり聞いて取り組んでいました。
 準備の時に、私が抹茶をこしているとYちゃんが「何をしているの?」と見にきました。「お茶の準備だよ」というと緑の粉を見て「お茶の用意?」こしたお茶を顔に近づけてあげると、「あっ!葉っぱの匂い」「そうそうお茶は葉っぱからできているからね」そう答えながら、大人はこの粉を抹茶と知っているからこの
かおりは抹茶のかおりと決めつけてしまっていますが、子どもはそれを素直に原体験から「葉っぱの匂い」と感じました。子どもたちの素直な感性に目が覚まされたような気がしました。

始業日

2015.4.7

”おはよー!” ”おはよー!””おはよー!”
元気に登園してきた子どもたち。担任は毎年変わります。
きっとドキドキ、ワクワク。そして不安も入り混じりながらの新学期。のはずが・・・・
 担任が変わっていても、クラスが変わっていてもお構いなしに遊びだした子どもたち。当園は少人数ですから保育者の一人ひとりが、園児一人ひとりとすでに信頼関係をもっています。大好きな人がいるからその場所、環境に慣れる。逆に安心できる大好きな場所だから大丈夫という安心感があって慣れていく。人的環境の大切さ、そして空間的な環境の大切さ。両方の大事さを改めて
感じさせられました。
 明日から来る新入園児も早く私たちに慣れ、場所に慣れてほしいと切に願います。ここはあなたが居て良い場所。あなたが守られる場所。あなたが愛される場所。

神様からの贈り物

2014.12.11

クリスマス 神様の 愛の贈り物
思い描いたいろんな事 うまくいかなくっても
思い出してね クリスマスは 愛の贈り物

 ”神様の贈り物”という讃美歌です。
生活の中で様々な計画をして、周りと話し合い、考えながら少しでも良い方向へ、少しでも望んでいることに近づくように!と私たちはそれぞれに努力します。でも、うまくいく時と、そうでない時がそれぞれに必ずあります。
 日本の神様観の中に、神様は願いを叶えてくださり、無病息災、大変なことには合わせないという考えがあります。でも、イエス様は時に私たちに試練を与え、訓練されます。でもそれは懲らしめや罰ではなく、私たちの一人ひとりの弱さや足りなさをご存じで耐えられない試練には合わせない方です。必ずそば近くで
共に悲しみ、苦しんでいらっしゃる方です。未だに解決されていない問題や悩みを抱えていても、あなたとともに悲しみ、苦しんでくださる方です。
 そしてこの年、小さなことで良いです。嬉しかったこと、良かったこと。数えてみてください。必ずそこに守りがあり、感謝が生まれるはずです。

 イエス様のお誕生日のクリスマスはすべての方々のためなのです。