学校法人恵愛学園 認定こども園 北広島かおり幼稚園

Diary

園長ブログ

雪遊び

2022.2.15

職員室の窓から見える園庭は1m以上の雪が積もり、遊ぶ時には這い上がっていかなければならないほど。この豊かな自然の中、どっさりある雪と極寒を利用しての遊びは子どもたちにとって最高の時間です。
 ところどころにピンクや水色、緑色に光っているのは、寒さを利用し、色水を凍らせて作った氷。太陽に照らされとてもきれいでした。が、また降り積もった大雪にあたり一面、真っ白!この大雪に負けていたのは大人なだけ。子どもたちは宝さがし⁉うまってしまったきれいな色付きの氷を探すのも遊びに変えて楽しんでいます。見つけるために穴を掘っていたのが、いつの間にか穴掘りに変わったり。掘り出す雪で山づくりに変わったり!
 自然の豊かさと厳しさ!子どもたちの発想の豊かさと心の柔らかさ!どちらにも感動させられました。

コロナ禍?

2022.2.10

先週の大雪には本当に皆さん、除雪に、出勤、登校に、様々に大変でしたよね。私も普通のアパート住まいなので、車の周りの雪かきはしなければなりません。職場にも早く来て、バスの運行や遅れについても打合せがあるので、いつもより早く、主任と時間を合わせて、出勤する予定を立てましたが、車がうまりました。私ではなく。隣の娘さんの。時間の余裕を持って除雪をしましたが、もう出なければ、打合せの時間に遅れる。「ごめんね。手伝えなくて!」と言って自分の車までは来たものの…やっぱり、手伝おうとその時に除雪していた方々と力を合わせ、出すことができました。打合せには少し遅れましたが、作業にも支障なく済みました。きっと手伝わないで来ていたら、自分が自分を責めていたんだろうなあと思いつつ。結局、自己満足なんだと逆に反省する羽目に。
 コロナの感染状況において園の臨時休園や、大雪のためのバスの運休など、多くのことを決断していくにあたり、どこを大切に、迷惑や大変さをどう防ぐか?安全を第一に考えた手段など。今までも様々なことを考えさせられてきましたが、ここにきて自分の無力さ、知恵の無さ、愛の足りなさを見せつけられているようです。
 と、落ち込んでいるわけではありません。こうして自分が今までにない事柄と出会い、まだまだ、練られていく必要があるんだと、思わせられています。まだまだ続くコロナ感染状況。収束した時には少しは成長したお互いでいたいですね。ひと休みしながら、様々な状況に向き合えて行けたらと思います。

12月のお誕生会

2021.12.15

今日は12月生まれのお友達のお誕生会でした。お祝いした後にみんなで”こびとのくつや”のスライドを観ました。
 園児たちが口ずさむ、アニメソングや今はやっている歌をどこで覚えたか聞くと、thikkutokkuやYouTubeと普通に答えてくれます。社会の変化についていけていない私は驚いてしまいます。音と動く映像があれば子供たちの興味も好奇心も退屈な時間もすべて解決します。何かを調べるにも、インターネットを開けばほとんどのことが瞬時にわかります。
 私の小学校の先生が「本を読むということは文字から様々なことを想像し、空想し、自分で調べたり、研究しようとする考える力が養われる。だから本をたくさん読みなさい」とおっしゃっていたことを思い出します。便利になり、時間の短縮になり、更に多くの知識を得ることはできます。でも、自分で考えることが不足していると、いつもと違うことが起こった時、自分の力や知恵で何とかしなければならない時、立ち往生してしまいます。幼児期も小学生も中学生もまず自分の力で考え、やってみて失敗し、悔しさや次への意欲や落胆、自分なりの答えや発見を見出す喜びなどを通して成長してほしいと切に思います。
 スライドや紙芝居、絵本など動かない場面から、それぞれが想像する次の場面。豊かな未来を想像できる心を育てていきたいと考えています。

待降節

2021.12.6

12月に入り、クリスマスが近づいてきました。12月25日前の4回の日曜日を待降節と言います。イスラエルの民が予言された救い主の誕生をなん百年も待ち続けたことを忘れず。そして救い主であるイエス様がお生まれになったことを感謝するために。
 幼稚園でもクリスマス会のためにペイジェント(聖誕劇)の準備が始まっています。開園以来、聖書に記載されている事実に基づいてできるだけわかりやすく、台本を作り、子どもたちとイエス様の誕生を祝ってきました。歴史的な事実は変わらず、そこにあります。幼い子どもたちが「今日ダビデの町であなた方のために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」と語ります。
 昨年同様、コロナ禍のクリスマス。不自由さや制限の多くある中で、喜びのクリスマス。嬉しいクリスマス。平和なクリスマスを迎えるためには、誰かに不満をぶつけ、こんなはずじゃなかったと愚痴るのではなく、今ある状況で精いっぱい、自分も周りも喜べることを考え、工夫していくことが今、求められているのではないでしょうか?子どもたちの聖誕劇はこれまで通り、とても厳かで、平和なクリスマスを迎えようとしています。いつも忙しさに追われながらの時期ですが、だからこそ、喜びのあたたかなクリスマスを迎える準備と余裕をもっていきたいですね。

おにぎり

2021.10.28

ひよこ組は今月、福音館のおにぎりの絵本で楽しみました。暖かいごはんに梅干しを入れ、フーフーしながらおにぎりを握る絵本です。ひよこ組の子どもたちはおいしそうにできてくるおにぎりから目が離せません。
 そこで、今日、お米からご飯を炊いておにぎりを握り、みんなで食べました。満3歳児でもあり、コロナ禍なので、保育者すべて握りました。それを真剣に見ている子どもたちの目はキラッキラ輝いていました。そしてみんなでお祈りをして、いただくと「おいしいねえ」「本当においしいね」「ママにもっていきたい」「じいじにもっていきたい」と心からの言葉でした。
 絵本からの世界はファンタジーや昔話だけではなく、実際の世界も楽しく豊かなものにしてくれます。

みんなだいすき会

2021.10.27

当園では発表会のことを”みんなだいすき会”と言います。大きくなったことを大好きなご家族の方々に見ていただき、喜んでいただくためです。子どもたちにとっては、お友達とこんなに元気に園で表現活動ができていることを発表し、認められ、自信をつけていくためです。
 準備の段階で保育者たちは様々な多くのことを行います。歌を歌うためのピアノの練習。小さいころからピアノを習っている先生ばかりではないので、人前でピアノを弾けるまでは本当に日々の努力が必要になります。劇やお遊戯の背景を描いたり大道具を造ったり。小道具の準備も必要です。それには絵心や工作のセンスが求められます。そして衣装は今はビニールや不織布が色彩豊かにあり、ドレスや怪獣まで作ろうと思えば作れます。それにも多少のセンスと器用さが求められます。ある幼稚園や保育園ではすべて布で衣装を保育者たちが作らなければならないと聞いたことがあります。こうすると幼稚園保育園の保育者になるには多くのことができなければならないと敬遠されがちですが、そんなことはありません。努力も必要ですがうちの園ではクラスの枠を超えて、それぞれの得意な面を生かして分担していきます。そうやって一人ひとりの先生が持っている得意なところを伸ばしていけば、それはその園の宝となっていきます。一人ですべてをやらなければならないとなると本当に大変です。
 私は絵と縫物をします。前は模造紙6枚をつなげ、森の絵を描いたりしていました。でもその時はやりすぎたと反省しました。子どもたちが帰った後3日もかかりました。縫物は今でも横から手を出してミシンを持ち込み、やらせてもらっています。子どもたちの持っている様々な力を少しでも表現できるようにと願っています。

地震避難訓練

2021.10.21

 先日、地震避難訓練を行いました。地震の時には、頭を抱えてダンゴムシになって安全なところで静まり、地震がおさまるまで待ちます。今回はそのあとに園庭まで非難しました。子どもたちは保育者の言葉をよく聞いて、スムーズに避難できました。でも、そこに行くまでに、保育者はドアを開けたり、逃げ遅れている子がいないかを見回ったり、名簿を準備したり、子どもを誘導したり、とそれぞれに瞬時に動きます。子どもたちの訓練というより、教職員の訓練と言っても過言ではないといつも思います。とにかく子どもたちの命を守ることが第一です。そして子どもたちは日頃からよく話が聞けているので、緊急時にはちゃんと自分たちの話をやめて、話を聞き、行動します。日頃の保育の中では、いつでも話を聞き理解し、行動できるように保育していくことが大切だと考えています。緊急時に自分と友達の命を守るために考え行動できるようになってほしいいと願っています。
 おおきな災害がないことを心から祈りつつ…

大きくなったらなにになる?

2021.10.20

 5歳の女の子との会話です。
「園長先生は大きくなったら何になりたいの?」
 と聞かれました。担任をしていた20代、30代のころはよく聞かれていました。その頃も子どもたちは先生と呼んでいても保育者を自分と同じように考えたり感じたりしていると思っていましたが、還暦を過ぎた私にもまだ聞いてくれることにとても嬉しく思いました。毎日、会い、生活を共にし、互いにその存在を認めつつ、仲間として見ていてくれる感性の豊かさを感じました。大人になると、自分より年上か?どのような職業、役職についているのか?などを考えながら、相手に失礼のないように礼を尽くすといいつつ、社会的な常識を逸脱しないようにと気を使ってしまいます。でも、子どもたちはとても素直に相手を受け入れ、認めてくれます。子どもの素直な思いのまま、世界中の人々が互いを受け入れられたら、もっと平和になっていくのかなあ?と思えた朝でした。

運動センス?

2021.10.13

 写真は今日のお帰りの様子です。ひよこ組さんはトイレの最中。もも組さんは帰り支度が終わり、みんなが終わるのを待っています。さくら組さんは”森のくまさん”の歌を掛け合いで歌っています。ゆり組さんも帰り支度を済ませ、これから絵本を読んでもらう直前でした。日々の保育が平和に流れ、子どもたちが楽しかった思いを胸に、今日の1日を終え、明日に期待する瞬間です。
 運動会というと皆さんは何を思い出しますか?お昼のお弁当。かけっこや組体操。リレーやお遊戯など、様々ですね。そして、楽しかった思い出の方も嫌いだったと思う方もいます。私はマラソンが苦手で、とにかく嫌いでした。太っていて、持久力がなく、すぐに疲れて走れなくなりました。高校に進んで体育の時間に800Mのタイムを計る授業がありました。その時の先生が「最初のタイムと4週間後のタイムを比べて成績を出します。」と言ってくれました。タイムの早い人から成績をつけられたら私は、本当に最後だといつもあきらめていました。でも、今の自分のタイムより、最後のタイムが少しでも早ければ、成績はあきらめる必要はないと頑張れました。
 運動のセンスや芸術もそうですが、それぞれのもっている資質?能力はもともと持って生まれたものに左右されます。努力も必要です。ただただ、早さだけで競わされたら、最初から評価は決まってしまいます。でもその人の今の状態を把握したうえで、どれだけ頑張れたか?で見てもらえることはそれぞれ、一人ひとりに向き合ってみてもらったことになります。幼稚園では子ども一人ひとりの評価はしませんが、その子のありのままの状態からの努力や頑張りを見ていきたいと思います。だれかとの比較でしか、評価できないのはその人自身を見ていないのと同じだと思います。

運動会

2021.10.8

 今日は運動会でした。1週間前からお天気を見ていましたが、雨の予報でした。祈りつつ、毎日週間予報を見ていくとだんだん雨がづれてきて、思いもよらないようなお天気と暖かい気温の中で行うことができました。
 学年ごとに3回に分けて行ったため、朝早い学年。中間、最後と登園の時間もいつもとは違い、子どもたちも保護者の方々にとってもいつもとは全く違うスケジュール。そしてひと学年は約30分~40分のプログラム。始まったらすぐに終わってしまうコロナ禍における運動会。悔しく思いながら、それでも子供たちの元気なお遊戯や力強く走り抜けるかけっこやリレーの姿に励まされ、元気をもらった保護者や教職員。子どもたちのために行った運動会は私たち、コロナ禍で疲れている大人たちを十分癒してくれました。子どもたちに心から感謝をします。また、本当に暖かく見守ってくださった保護者の皆様にも本当に心から感謝します。ありがとうございました。
 来年は全員で混みこみの中おおきな声援の中、運動会をしたいと心から願っているのは私だけではないと思います。皆さんの健康を心から祈りつつ…

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