地震避難訓練
2021.10.21
先日、地震避難訓練を行いました。地震の時には、頭を抱えてダンゴムシになって安全なところで静まり、地震がおさまるまで待ちます。今回はそのあとに園庭まで非難しました。子どもたちは保育者の言葉をよく聞いて、スムーズに避難できました。でも、そこに行くまでに、保育者はドアを開けたり、逃げ遅れている子がいないかを見回ったり、名簿を準備したり、子どもを誘導したり、とそれぞれに瞬時に動きます。子どもたちの訓練というより、教職員の訓練と言っても過言ではないといつも思います。とにかく子どもたちの命を守ることが第一です。そして子どもたちは日頃からよく話が聞けているので、緊急時にはちゃんと自分たちの話をやめて、話を聞き、行動します。日頃の保育の中では、いつでも話を聞き理解し、行動できるように保育していくことが大切だと考えています。緊急時に自分と友達の命を守るために考え行動できるようになってほしいいと願っています。
おおきな災害がないことを心から祈りつつ…
大きくなったらなにになる?
2021.10.20
5歳の女の子との会話です。
「園長先生は大きくなったら何になりたいの?」
と聞かれました。担任をしていた20代、30代のころはよく聞かれていました。その頃も子どもたちは先生と呼んでいても保育者を自分と同じように考えたり感じたりしていると思っていましたが、還暦を過ぎた私にもまだ聞いてくれることにとても嬉しく思いました。毎日、会い、生活を共にし、互いにその存在を認めつつ、仲間として見ていてくれる感性の豊かさを感じました。大人になると、自分より年上か?どのような職業、役職についているのか?などを考えながら、相手に失礼のないように礼を尽くすといいつつ、社会的な常識を逸脱しないようにと気を使ってしまいます。でも、子どもたちはとても素直に相手を受け入れ、認めてくれます。子どもの素直な思いのまま、世界中の人々が互いを受け入れられたら、もっと平和になっていくのかなあ?と思えた朝でした。
運動センス?
2021.10.13
写真は今日のお帰りの様子です。ひよこ組さんはトイレの最中。もも組さんは帰り支度が終わり、みんなが終わるのを待っています。さくら組さんは”森のくまさん”の歌を掛け合いで歌っています。ゆり組さんも帰り支度を済ませ、これから絵本を読んでもらう直前でした。日々の保育が平和に流れ、子どもたちが楽しかった思いを胸に、今日の1日を終え、明日に期待する瞬間です。
運動会というと皆さんは何を思い出しますか?お昼のお弁当。かけっこや組体操。リレーやお遊戯など、様々ですね。そして、楽しかった思い出の方も嫌いだったと思う方もいます。私はマラソンが苦手で、とにかく嫌いでした。太っていて、持久力がなく、すぐに疲れて走れなくなりました。高校に進んで体育の時間に800Mのタイムを計る授業がありました。その時の先生が「最初のタイムと4週間後のタイムを比べて成績を出します。」と言ってくれました。タイムの早い人から成績をつけられたら私は、本当に最後だといつもあきらめていました。でも、今の自分のタイムより、最後のタイムが少しでも早ければ、成績はあきらめる必要はないと頑張れました。
運動のセンスや芸術もそうですが、それぞれのもっている資質?能力はもともと持って生まれたものに左右されます。努力も必要です。ただただ、早さだけで競わされたら、最初から評価は決まってしまいます。でもその人の今の状態を把握したうえで、どれだけ頑張れたか?で見てもらえることはそれぞれ、一人ひとりに向き合ってみてもらったことになります。幼稚園では子ども一人ひとりの評価はしませんが、その子のありのままの状態からの努力や頑張りを見ていきたいと思います。だれかとの比較でしか、評価できないのはその人自身を見ていないのと同じだと思います。
運動会
2021.10.8
今日は運動会でした。1週間前からお天気を見ていましたが、雨の予報でした。祈りつつ、毎日週間予報を見ていくとだんだん雨がづれてきて、思いもよらないようなお天気と暖かい気温の中で行うことができました。
学年ごとに3回に分けて行ったため、朝早い学年。中間、最後と登園の時間もいつもとは違い、子どもたちも保護者の方々にとってもいつもとは全く違うスケジュール。そしてひと学年は約30分~40分のプログラム。始まったらすぐに終わってしまうコロナ禍における運動会。悔しく思いながら、それでも子供たちの元気なお遊戯や力強く走り抜けるかけっこやリレーの姿に励まされ、元気をもらった保護者や教職員。子どもたちのために行った運動会は私たち、コロナ禍で疲れている大人たちを十分癒してくれました。子どもたちに心から感謝をします。また、本当に暖かく見守ってくださった保護者の皆様にも本当に心から感謝します。ありがとうございました。
来年は全員で混みこみの中おおきな声援の中、運動会をしたいと心から願っているのは私だけではないと思います。皆さんの健康を心から祈りつつ…
運動会の練習
2021.9.30
ようやく今日で緊急事態宣言が解除になります。でも、ここまで経験してきた私たちはこれですべての気を緩めてはならないと考えている方々がほとんどではないでしょうか?まだまだ、感染予防の対策は各自でしっかりとらなければなりませんね。
各幼稚園、学校が運動会や行事を延期にしています。当園も10月8日(金)が運動会です。5人の満3歳児のお遊戯「フルフルフルーツ」。そして3歳児のお遊戯「5匹の子ぶたのチャールストン」。4歳児は「よさこいラーメン」。5歳児「よさこい」と「パラシュート体操」9月から延期されて、少し間延びして、そのモチベーションを落ちないように配慮しながら、ここまで来ました。成長した姿をご家族に見ていただく少ない機会を有意義に生かしたいと頑張っています。
また、行事は自分たちよりも大きい組お兄さん、お姉さんたちを見て、その力や違いにあこがれるときでもあります。自信をもって自己実現、表現していく年長さんを見て、「次は僕がパラシュートをやりたい!」という思いが芽生え、目標になっていきます。コロナ禍で多くのものが制限されている中ではありますが、子どもたちの育ちゆく心と体はとめてはなりません。
とにかく遊ぶ
2021.9.21
近頃は非認知能力の大切さを教育の面で多く耳にします。我慢する、勇気を出す、困ったときにどうするか考えるなど、どうしても学校の評価、偏差値には表れにくい面です。一方、認知能力とは、算数や国語など学校の勉強を自分のものにし知識を積むことや理解したことを自分の研究などで生かしていくこと。どちらも大切ですが、人として生きていくには非認知能力をこの幼児期に養うことによって豊かな人間性をはぐくむ土台になっていきます。ただ、どちらにしろ、それを身に着けるために大切なのは、幼児期にとにかく自然の中で遊ぶことです。自然の中で季節の変化を肌で感じながら、多くの友達とかかわりながら。喧嘩をしながら、仲良くなり、人間関係を身に着けていく。そうしていく中で、心と体は遊びながら、体が強くなり、脳が刺激され、成長していきます。早期教育とよく言われますが、何かを覚えたり、習い事で練習をしたりも大事かもしれませんが、何よりもとにかく遊ぶこと。できるだけシンプルな遊びの中で、創造力、体力、成功感と失敗経験、そして想像力をつけていく。遊びを十分楽しんで、経験することで、人は人として成長していきます。一番の早期教育は遊びです。
おかたづけ
2021.9.9
お片付けをする時は以前は音楽を合図代わりにしていました。この頃は「お片付けしよう」と言うだけでみんな片づけに入ります。外から来られた方々には「みんながちゃんとお片付けしていて、感心しました。」と言われるくらい、お片付けはみんなでできています。これが普通だと思っていましたが。
片づけは基本的生活習慣として身につけなければならないことの一つです。と言いながら私も片づけは苦手な方です。今でも、子どもたちと一緒にできるようになりたいと努力しています。きれいに整頓され、気持ちの良い環境で子どもたちが過ごすことがどんなに豊かな情緒を育てていくか?保育者として大人としての責任を果たしたいと思います。
パラリンピック
2021.9.7
今回、改めてパラリンピックを観て様々なことを感じ教えられました。障がいと一言で言っても様々なものがあり、種目によってはその方、それぞれの障がいに合わせ、多くの区分があることにまず、驚きました。そしてその障がいを負ったのも生まれつきの方や事故や病などで負われた方など、それも様々でした。アーチェリーの方はあの福知山線脱線事故によって下半身の自由を失い、それからパラリンピックの場に立つまで、アスリートとしての筋力づくりやトレーニングに加え、精神的な面においても想像することができないほどの過程を通ってきているのだと思うとそれだけで、胸を打つものがありました。
障がいの区分の多種多様を考えるとき、幼い子たちを見ながら、この子たちはこれから、学校教育の狭い考え方の中で評価されていくのだなと、残念な思いがよぎりました。幼児期にはこんなに個性豊かに表現が認められ、存在を喜ばれているのに。学校教育の中の一定の価値判断の中でしか自分を認めてもらえない場。
今まで隠せれば隠しておきたい障がいが今ではそれを土台にしながら、十分にその人生充実させている方々。もしかすると普通学級に通い健常児?と言われている子たちの方が不自由で、本来の自分を表現しにくい、尊重されない社会に生きにくさを感じているのではないかと、感じました。
バッタ
2021.9.3
昔?私が担任をしていたころは野原に10cmくらいの殿様バッタが数十匹、ピョンピョン飛んでいました。今思うととても大切な風景でした。幻想的でもあり、わくわくしながら、そして怖がる子も。自然が豊かな中で育つことの意味の深さを感じます。
さくら組さんが10匹くらいバッタを帽子で捕まえてきたことを玄関から直接職員室へきて我先にと話してくれました。とても貴重な経験をしてきたのだなと感じました。まだまだ残っている豊な自然を大切にしていきたいですね。
平和ないちにち
2021.8.24
先週から2学期が始まりました。子どもたちは何事もなかったかのようにいつも通り自分たちの好きな事、やりたいことを選び取り、遊びこんでいます。
ひよこ組はホールの中にアリを見つけ、だれが外に逃がしてあげるか我先にと捕まえようとしています。アリの方が早くてなかなかつかまりません。
もも組はピアノとブロックを使って秘密基地を作り、敵から自分たちを守っています。どんな敵が攻めてくるのでしょう?
さくら組は部屋の奥で病院ごっこ。冷えピタを色画用紙で作り、お医者さん、看護師さんが大勢いて、手厚い看護をしています。
ゆり組さんはお化け屋敷を作って机の下を行ったり来たり!「誰だあ!?」と布をはがすと「キャ―――――!」と元気な反応。それぞれが本当に楽しく、平和に過ごせていることに心から感謝します。