学校法人恵愛学園 認定こども園 北広島かおり幼稚園

Diary

園長ブログ

4月16日

2015.4.16

 年長組のA君とBちゃんがブロックを高く高く積み上げていました。とうとう自分たちの手では届かないくらいに高くなりました。色々考えて、積み木で踏み台を作りました。
すると高く積みあがったブロックの塔が倒れそうになってます。
今度はブロックが倒れないように他の積み木でガードし始めました。

 ただ高く積み上げていたブロックをできるだけ高くするために、様々な障害を二人はとてもよく心と頭を使って乗り越えました。お片付けにはもうその塔はすっかり片付けられていました。でも今日二人が体験した心と頭の働きは経験として残っています。どうしても見える物でなければ判断や評価ができなくなっていますが、子どもたちは園の中で毎日様々なことを体験し、考え、失敗し、成功しています。具体的に見えてこなくても充分に心と体を使って遊んでいること信じてください。

4月10日

2015.4.10

「ママね、泣いてていいって言ったの」ともう泣き止んだT君が笑顔で伝えてくれます。「そうだね。泣いてていいんだよ。でももう泣いてないね」「うん!」と元気に遊びの中に入っていきました。

「ただ、帰りたいだけなの」「そうだよね。帰りたいよね。わかるよ」
今までずっと一緒だったお家の方々と離れて幼稚園という社会を
経験している子どもたち。それぞれに自分のもっている社会性を働かせて少しずつ幼稚園に慣れて行ってます。

 進級児は?さすがにお兄さんお姉さんの顔とプライドをもって?泣いている子に担任の手が取られていると、スーッと園長や事務の先生の膝を占めています。幼いながらも空気を読み、今の状況を把握して、ちゃんと自分の居場所を見つけられています。それも社会性、成長の一つですね。

 それでも遊びの中頃には自分の遊びを見つけ、相手を見つけて遊んでいる姿があちこちに見受けられます。

 ここも安心できるあなたたちの場所。存分に遊んで帰ろうね。

始業日

2015.4.7

”おはよー!” ”おはよー!””おはよー!”
元気に登園してきた子どもたち。担任は毎年変わります。
きっとドキドキ、ワクワク。そして不安も入り混じりながらの新学期。のはずが・・・・
 担任が変わっていても、クラスが変わっていてもお構いなしに遊びだした子どもたち。当園は少人数ですから保育者の一人ひとりが、園児一人ひとりとすでに信頼関係をもっています。大好きな人がいるからその場所、環境に慣れる。逆に安心できる大好きな場所だから大丈夫という安心感があって慣れていく。人的環境の大切さ、そして空間的な環境の大切さ。両方の大事さを改めて
感じさせられました。
 明日から来る新入園児も早く私たちに慣れ、場所に慣れてほしいと切に願います。ここはあなたが居て良い場所。あなたが守られる場所。あなたが愛される場所。

卒園式

2015.3.19

 早いもので今年も卒園式が終わりました。涙、涙の卒園式。
今年は練習の時から泣き出す子が居て。
「私より先に泣くなんて!」涙もろい園長で通っている私ですが、今年は負けました。
 当日も開始早々泣き出す子もいて。お別れの意味、悲しみの意味を実感した日。そして、旅立ちの日。成長することは、変わっていくことでもあると思います。

 保育しながら子どもたちを育てた思いでいながら、振り返ると様々な場面でなんと子どもたちに支えられ、助けられたことか?!
心からありがとう!感謝!感謝!言葉にならないくらいの思いです。

わくわくday

2015.2.26

 先日はわくわくdayでした。この日は1か月くらいかけて各クラスで、子どもたちが立案し、企画し、必要な物を作り、準備したもので遊ぶ日です。

 満3歳児のクラスはお菓子屋さん。レジ打ちも頑張っていました。
 3歳児は忍者の修行。忍者になりきって修行をする子どもたち。他のクラスの子たちも忍者の経験をしていました。
 4歳児は郵便局。自分たちの作った便箋やはがき、切っての販売業務。ポストを作ってそこから各宛名の人たちに配っていく配達業務。ちゃんと消印まであります。
 5歳児はエレベーターつきデパート。恐竜博物館も入っていて、化石まで掘れてしまう。ファッションショーの階もあって作られている服(素材は紙、製作は子どもたち)を着て誰でもランウェイをパリコレのモデルのようにかっこ良く歩いたり。おもちゃの階で遊んだり。
 様々な行事で子どもたちは自分のもっている様々な力を発揮します。体力や運動面。表現力や友達との共同作業。今回のわくわくdayでは時間をかけてお友達と考え、話し合い、試行錯誤しながら作り上げてきたものを他のクラスの子たちに伝え、楽しんでもらう。そのことで自分たちも楽しむ。

 製作中の時間の中で創造していたことを実現させて、達成感、自信を得たと思います。その後も、様々な所で忍者を見かけ、毎日郵便が配達され、恐竜の上に小さい子が乗っていて、おもちゃ屋さんのおもちゃで遊んでいたり。更に遊びが展開されています。

 行事は子どもたちの生活の中の目当てとしてとらえています。目標をもって時間をかけて取り組み、その経過や結果をご家族の方々に見ていただく。時には苦手とするものもあると思いますが、お友達と取り組んでいく中、変化したり、好きになったり。出来ない自分や、優しい自分。今までに気づかなかった自分に出会っていけると考えています。

雨と雪は友達?

2015.1.23

 冬休み中すっかりご無沙汰してしまいました。今年もよろしくお願いいたします。

 T君が温度計を指さして「これ小さい時計だね!?」と言ったので「これは温度計だよ。暑い、寒いを計るんだよ」の会話から、雨が寒くなって雪に変わること、お母さんの今日のお仕事の事、おばあちゃんの体の事と様々に話が展開していきました。子どもは子どもなりに色々なことを考え、感じています。
 その日、その子はお母さんが朝から忙しく、出かけなければならないことを聞いて、少し不安があったようです。でも、身の周りの色々なことを話していくうちに、「大丈夫。今日も元気でここにいる。」ことに安心していきました。話すことは当たり前すぎてあまり重要視しませんが、子どもにとっても、大人にとっても、とても大切なことです。自分が思っていること、感じている
ことを言葉にすること、誰かに聞いてもらうだけで、安心したり、落ち着いたり。話しながら解決の糸口がわかったり、何も状況が変わらなくても、なぜか納得できたり。不思議ですが、大切なことです。

 話たいことがあったり、何か腑に落ちないことがあったり、腹立たしいことがあれば、誰かに話してみてください。もし誰にも話せないことや、笑われるかもしれないと思うようなことは私で良ければお聞きしますよ。秘密厳守で!

お楽しみ会

2014.12.19

 今日、学期末のお楽しみ会をしました。

 クラスの枠を超えてグループを作り、対抗リレーや全員参加の
フルーツバスケット!大きい子は小さい子をかばいながら。
一番大きいクラスの子にはハンデがあって。ぶつかって泣く子も
なく、とてもとても仲良く楽しんでいました。小さいころから様々な関係の中で関わりあうことの大切さを思わせられます。
約束していないから遊べない。同じおもちゃ、ゲームを持っていないと遊べない。知らない子だから遊べない。ではなく、知らなければ知っていきましょう。分からなければ聞きましょう。互いに言葉を交わして、感情を共有して信頼関係を少しずつ築いていけばいいんです。この幼児期にこのような経験をしていくことが必要だと心から思います。

 ゲームの後はみんなでホットケーキづくり。今年は1学期から”ぐりとぐら”の絵本の世界を楽しんできました。運動会もそのテーマの中で行いました。今回も、しめくくりはカステラとはいきませんでしたが、ホットケーキを焼いてお昼のデザートに!
お昼は肉じゃがを作って食べました。みんなで同じものを食べることってどうしてこんなに楽しいのでしょう!おいしいのでしょう!

 今日は楽しい、おいしい経験をたくさんしたい1日でした。

神様からの贈り物

2014.12.11

クリスマス 神様の 愛の贈り物
思い描いたいろんな事 うまくいかなくっても
思い出してね クリスマスは 愛の贈り物

 ”神様の贈り物”という讃美歌です。
生活の中で様々な計画をして、周りと話し合い、考えながら少しでも良い方向へ、少しでも望んでいることに近づくように!と私たちはそれぞれに努力します。でも、うまくいく時と、そうでない時がそれぞれに必ずあります。
 日本の神様観の中に、神様は願いを叶えてくださり、無病息災、大変なことには合わせないという考えがあります。でも、イエス様は時に私たちに試練を与え、訓練されます。でもそれは懲らしめや罰ではなく、私たちの一人ひとりの弱さや足りなさをご存じで耐えられない試練には合わせない方です。必ずそば近くで
共に悲しみ、苦しんでいらっしゃる方です。未だに解決されていない問題や悩みを抱えていても、あなたとともに悲しみ、苦しんでくださる方です。
 そしてこの年、小さなことで良いです。嬉しかったこと、良かったこと。数えてみてください。必ずそこに守りがあり、感謝が生まれるはずです。

 イエス様のお誕生日のクリスマスはすべての方々のためなのです。

完成しました

2014.11.27

 前回お伝えしたロバの子の共同製作ですが、大きな大きな
ぞうときりんとわにが完成しました。子どもたちが乗ることができるほど大きくて頑丈な物ができました。
 何かを作り上げる達成感。友達と頑張った中で生まれた共感。
一つの物を作り上げることで多くのことを学び、吸収していく子どもたち。

ロバの子

2014.11.18

 今日はロバの子のグループで牛乳パックを使って共同製作をしました。ひとグループ15人から18人で、3歳児から5歳児までの混合のグループ。

 5歳児がリードしながら、”きりん””ぞう””わに”をそれぞれつくりました。1学期からの積み重ねもあってもうみんなクラスが違っても仲良くなっているので、大きい子は小さい子たちに教えたり、言葉がけをします。小さい子たちもどんどんお兄さんお姉さんたちに頼りながら、作業を進めていきます。
 子どもたちはそれぞれのやり方で、友達を作り、和を広げ、深めていきます。ストレートにぶつかったり、言葉がきつかったり、言葉が足りなかったり。トラブルになれば涙も出ます。でもその繰り返しの中からそれぞれが自分自身で人との関わりを見出し、信頼していきます。幼児期だからこそ様々な人間関係の中で成長してほしいと思います。

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