卒園式
2015.3.19
早いもので今年も卒園式が終わりました。涙、涙の卒園式。
今年は練習の時から泣き出す子が居て。
「私より先に泣くなんて!」涙もろい園長で通っている私ですが、今年は負けました。
当日も開始早々泣き出す子もいて。お別れの意味、悲しみの意味を実感した日。そして、旅立ちの日。成長することは、変わっていくことでもあると思います。
保育しながら子どもたちを育てた思いでいながら、振り返ると様々な場面でなんと子どもたちに支えられ、助けられたことか?!
心からありがとう!感謝!感謝!言葉にならないくらいの思いです。
わくわくday
2015.2.26
先日はわくわくdayでした。この日は1か月くらいかけて各クラスで、子どもたちが立案し、企画し、必要な物を作り、準備したもので遊ぶ日です。
満3歳児のクラスはお菓子屋さん。レジ打ちも頑張っていました。
3歳児は忍者の修行。忍者になりきって修行をする子どもたち。他のクラスの子たちも忍者の経験をしていました。
4歳児は郵便局。自分たちの作った便箋やはがき、切っての販売業務。ポストを作ってそこから各宛名の人たちに配っていく配達業務。ちゃんと消印まであります。
5歳児はエレベーターつきデパート。恐竜博物館も入っていて、化石まで掘れてしまう。ファッションショーの階もあって作られている服(素材は紙、製作は子どもたち)を着て誰でもランウェイをパリコレのモデルのようにかっこ良く歩いたり。おもちゃの階で遊んだり。
様々な行事で子どもたちは自分のもっている様々な力を発揮します。体力や運動面。表現力や友達との共同作業。今回のわくわくdayでは時間をかけてお友達と考え、話し合い、試行錯誤しながら作り上げてきたものを他のクラスの子たちに伝え、楽しんでもらう。そのことで自分たちも楽しむ。
製作中の時間の中で創造していたことを実現させて、達成感、自信を得たと思います。その後も、様々な所で忍者を見かけ、毎日郵便が配達され、恐竜の上に小さい子が乗っていて、おもちゃ屋さんのおもちゃで遊んでいたり。更に遊びが展開されています。
行事は子どもたちの生活の中の目当てとしてとらえています。目標をもって時間をかけて取り組み、その経過や結果をご家族の方々に見ていただく。時には苦手とするものもあると思いますが、お友達と取り組んでいく中、変化したり、好きになったり。出来ない自分や、優しい自分。今までに気づかなかった自分に出会っていけると考えています。
雨と雪は友達?
2015.1.23
冬休み中すっかりご無沙汰してしまいました。今年もよろしくお願いいたします。
T君が温度計を指さして「これ小さい時計だね!?」と言ったので「これは温度計だよ。暑い、寒いを計るんだよ」の会話から、雨が寒くなって雪に変わること、お母さんの今日のお仕事の事、おばあちゃんの体の事と様々に話が展開していきました。子どもは子どもなりに色々なことを考え、感じています。
その日、その子はお母さんが朝から忙しく、出かけなければならないことを聞いて、少し不安があったようです。でも、身の周りの色々なことを話していくうちに、「大丈夫。今日も元気でここにいる。」ことに安心していきました。話すことは当たり前すぎてあまり重要視しませんが、子どもにとっても、大人にとっても、とても大切なことです。自分が思っていること、感じている
ことを言葉にすること、誰かに聞いてもらうだけで、安心したり、落ち着いたり。話しながら解決の糸口がわかったり、何も状況が変わらなくても、なぜか納得できたり。不思議ですが、大切なことです。
話たいことがあったり、何か腑に落ちないことがあったり、腹立たしいことがあれば、誰かに話してみてください。もし誰にも話せないことや、笑われるかもしれないと思うようなことは私で良ければお聞きしますよ。秘密厳守で!
お楽しみ会
2014.12.19
今日、学期末のお楽しみ会をしました。
クラスの枠を超えてグループを作り、対抗リレーや全員参加の
フルーツバスケット!大きい子は小さい子をかばいながら。
一番大きいクラスの子にはハンデがあって。ぶつかって泣く子も
なく、とてもとても仲良く楽しんでいました。小さいころから様々な関係の中で関わりあうことの大切さを思わせられます。
約束していないから遊べない。同じおもちゃ、ゲームを持っていないと遊べない。知らない子だから遊べない。ではなく、知らなければ知っていきましょう。分からなければ聞きましょう。互いに言葉を交わして、感情を共有して信頼関係を少しずつ築いていけばいいんです。この幼児期にこのような経験をしていくことが必要だと心から思います。
ゲームの後はみんなでホットケーキづくり。今年は1学期から”ぐりとぐら”の絵本の世界を楽しんできました。運動会もそのテーマの中で行いました。今回も、しめくくりはカステラとはいきませんでしたが、ホットケーキを焼いてお昼のデザートに!
お昼は肉じゃがを作って食べました。みんなで同じものを食べることってどうしてこんなに楽しいのでしょう!おいしいのでしょう!
今日は楽しい、おいしい経験をたくさんしたい1日でした。
神様からの贈り物
2014.12.11
クリスマス 神様の 愛の贈り物
思い描いたいろんな事 うまくいかなくっても
思い出してね クリスマスは 愛の贈り物
”神様の贈り物”という讃美歌です。
生活の中で様々な計画をして、周りと話し合い、考えながら少しでも良い方向へ、少しでも望んでいることに近づくように!と私たちはそれぞれに努力します。でも、うまくいく時と、そうでない時がそれぞれに必ずあります。
日本の神様観の中に、神様は願いを叶えてくださり、無病息災、大変なことには合わせないという考えがあります。でも、イエス様は時に私たちに試練を与え、訓練されます。でもそれは懲らしめや罰ではなく、私たちの一人ひとりの弱さや足りなさをご存じで耐えられない試練には合わせない方です。必ずそば近くで
共に悲しみ、苦しんでいらっしゃる方です。未だに解決されていない問題や悩みを抱えていても、あなたとともに悲しみ、苦しんでくださる方です。
そしてこの年、小さなことで良いです。嬉しかったこと、良かったこと。数えてみてください。必ずそこに守りがあり、感謝が生まれるはずです。
イエス様のお誕生日のクリスマスはすべての方々のためなのです。
完成しました
2014.11.27
前回お伝えしたロバの子の共同製作ですが、大きな大きな
ぞうときりんとわにが完成しました。子どもたちが乗ることができるほど大きくて頑丈な物ができました。
何かを作り上げる達成感。友達と頑張った中で生まれた共感。
一つの物を作り上げることで多くのことを学び、吸収していく子どもたち。
ロバの子
2014.11.18
今日はロバの子のグループで牛乳パックを使って共同製作をしました。ひとグループ15人から18人で、3歳児から5歳児までの混合のグループ。
5歳児がリードしながら、”きりん””ぞう””わに”をそれぞれつくりました。1学期からの積み重ねもあってもうみんなクラスが違っても仲良くなっているので、大きい子は小さい子たちに教えたり、言葉がけをします。小さい子たちもどんどんお兄さんお姉さんたちに頼りながら、作業を進めていきます。
子どもたちはそれぞれのやり方で、友達を作り、和を広げ、深めていきます。ストレートにぶつかったり、言葉がきつかったり、言葉が足りなかったり。トラブルになれば涙も出ます。でもその繰り返しの中からそれぞれが自分自身で人との関わりを見出し、信頼していきます。幼児期だからこそ様々な人間関係の中で成長してほしいと思います。
中学生がきました
2014.11.13
今年で3年目ですが、中学3年生が家庭科の授業として園に来て園児たちと遊んでくれました。一緒にラーメン体操をして汗(?)を流し、礼拝で神様のお話を聞き、各クラスでは中学生が用意してきてくれた紙芝居を読んでくれて。手作りのパペットで遊び、最後はゲームとドッチボールでたくさん遊び、仲良くなれました。
少子化で兄弟が少なく、近所の公園でも子どもたちが見当たらず、異年齢で遊ぶ経験が減少している今は中学生にも、園児にも良い経験になりました。もっとさめた感じの中学生を予想していましたが、体操のところからどんどん積極的に参加して、良いお兄さんお姉さんとしてリードしてくれました。
また、卒園生の成長も見られて、こんなに大きくしっかりするんだあと感激しました。女の子はみんなとってもきれいになっていて。びっくり!
学校など公の取り組みとしてでしか経験できないのは残念ですが、それでもできるのであれば、幼、小、中等問わず、交流と連携をとっていければと思います。
感謝会(発表会)
2014.11.6
当園の発表会は感謝会といいます。赤ちゃんの時から守り育ててくれたご家族の方々にありがとうの思いをこめてお遊戯や歌を
発表します。ですから終わりの言葉には「見ていただいてありがとう」に「育ててくれてありがとう。守ってくれてありがとう」の言葉が子どもたちから上がります。準備する期間も子どもたちとそのテーマから外れないように、何のためにするのか?を確認しながら行います。
そして私は、子どもたちの感謝の思いが伝わることともう一つ。観にいらした方々が笑顔で帰ることができるように!祈ります。
誰かの一生懸命に頑張る姿は見ているだけで元気や勇気を
もらえます。それが幼稚園児であればなおさら。疲れている心を
癒してさえくれます。今回も「感動しました」「涙が止まらなかった」と何人もの方々に言われ、子どもたちの元気をもらえた方々がいらっしゃり、ホットしています。
感謝会が終わった今でも毎朝、ステージでは他のクラスの物まで踊っている子たちであふれています。
40人制?35人制?
2014.10.24
今朝のニュースで「小学校の一クラスの人数を数年前に40人から35人に変更した。一人ひとりの子どもたちをよく見ていけるように、落ちこぼれやいじめをなくせるようにという目的のためだったが、成果がでていないため、また検討をする。」40人に戻したら、86億の予算が違うということでした。
成果が出ていないのであれば、更に30人にすることを考えないのでしょうか?教育をお金がないからと他のことと同じように、していいのでしょうか?国が子どもの教育について考えないでどうするのでしょう?子どもを育てるのは、将来この国を担っていく人材を育てることなのに。子どもを大事にし、子どもが生き生きと生活できる国が豊かな国だと思います。そのためには親が元気でなければ!!!毎日の議員さんたちのニュースをみても元気はなくなる一方ですね。
保育の一コマ
女の子が泣いていたので、「どうしたの?」と聞くと「トレーナーで縄跳びをしてぶつかった。」ということ。それを見ていて、聞いていた男の子4歳が「自業自得だね」とその状況にぴったりのすごい難しい言葉を言ったので、驚きとともに、おかしくなりました。職員室でそれを他の保育者に伝えたところ、「きっと自分も言われているんだね」と納得。