表現
2015.5.29
指導要録が6領域から5領域に変わってもうだいぶ経ちます。
保育をするにあたり、大切な目安であり、指針ともなります。
その中に表現という領域があります。自分を表現することは
とても大切です。自分はどんな性格なのか?今何を考え、何を
感じているのか?そして、この10数年表現することを教育の中で
必要以上に強いられてきてはいないでしょうか?どうしても
明るく元気にはきはきと挨拶ができる子、自分の名前、意見を
言える子が良いとされているような気がします。
でも、心の中に大切に持っている感情や、今はどう表現して
いいかわからない思い等。そっとしておいてほしい物も人には
あります。まだまだ未発達な子どもたちにとっても、どうやって
表現していいかわからない感情を共に寄り添って待ってもらうこと。表現の仕方を一緒に時間をかけて探してもらうことも情緒
を育てる、その子が育つためにとても大切なことではないかと
思います。どうか急がず、共に寄り添うことで、表現できない
思いを受け止めてあげてください。
初めてのお茶
2015.5.22
年長組は月に1度お茶(裏千家)のお点前を習います。3月には保護者の方をお招きしてお茶とお菓子でおもてなしをします。
今回は初めてでしたが、とても良い緊張感の中、先生のお話をしっかり聞いて取り組んでいました。
準備の時に、私が抹茶をこしているとYちゃんが「何をしているの?」と見にきました。「お茶の準備だよ」というと緑の粉を見て「お茶の用意?」こしたお茶を顔に近づけてあげると、「あっ!葉っぱの匂い」「そうそうお茶は葉っぱからできているからね」そう答えながら、大人はこの粉を抹茶と知っているからこの
かおりは抹茶のかおりと決めつけてしまっていますが、子どもはそれを素直に原体験から「葉っぱの匂い」と感じました。子どもたちの素直な感性に目が覚まされたような気がしました。
参観日
2015.5.18
参観日
子どもたちの様子を見ることと、お母さま方の親睦を目的に全員でゲームをしました。”1月生まれのお友達み~んな出てきて踊ろうよ♪”とそれぞれ、お母さま方も生まれ月に出てきて踊りました。年を重ねると誕生日はあまり重要ではなくなりますが、お子さんの誕生日は大切にしますよね。でも、誰にとっても誕生日はとても大切な大切な日です。プレゼントがあるかないかではなくその人がこの世に命をいただいた大切な日。何歳になっても。
彩雲
2015.5.18
今朝、火災避難訓練をしました。初めてなのにみんなとてもよく先生のお話を聞き、おしゃべりをせず、泣きもせずに訓練が
出来ました。
その時に空に架かった彩雲。こんなにはっきり、大きく長い間
かかっているのを見るのは初めてでした。神様の御業の素晴らしさ!感謝!ハレルヤ!
おおなわとび
2015.5.13
”おおなみ こなみ かあぜが吹いたらやあま♪”
年長組さんのほとんどの子が縄が一番高い所になったところで入っていけます。
小さい子たちがそれを見て自分もその中に入ったら跳べると信じ、入ってきます。
でも最初は回し手の先生たちが跳べるように縄をもって行きながら、慣れ親しんで行く所から始まります。幼い頃はまだ自分の力の限界を知りません。見て、楽しそう!やってみよう!と思えばどんどん挑戦します!そのやってみよう!という思いを大切にし、幼時期は自分に限界を決めないで、なんにでもチャレンジできればと願っています。それは一番になるためではなく、あくまでも楽しんで自信を持つため。そしてそれはみんな同じでなくてもいいんです。やりながら苦手なものも出てきます。苦手でも好きなものもあります。子どもたちのエネルギーに元気をもらいながら・・・
母の日
2015.5.8
5月10日の日曜日は”母の日”ですね。プレゼントを用意する方。感謝のカードを贈る方。いただく側の方。それぞれですね。私は16年前に母が天に召されたので、それからは”母の日”とは少し距離ができています。でも、切に思うのは、本当に「親孝行したい時には親はなし」よく言われたものです。私は比較的、親には感謝を伝えてきた方だと思います。が、今考えるとまだまだ足りないことが年を重ねるに従い、増えてきます。どうか、感謝を伝えることができる方々は存分に伝えてください。伝えられない方々は良い思い出を忍んでみませんか?私もその一人です。
ひよこじゃないのに!!!!
2015.4.27
ひよこ組(満三才児クラス)からもも組(三歳児クラス)に進級したK君は5歳のお姉ちゃんのマネをして縄跳びを始めました。ところが思うようにというより全く跳べていません。見ているとぶつぶつ何か言ってます。
「ひよこさんじゃないのにできない・・・」と怒っています。K君の考えでは進級して大きいクラスになったら今までできなかったこともできるようになると思っていたようです。
進級して一つ上のクラスになっても、誕生日がきて一つ年をとっても練習をしたり、努力しないと出来ないことがあります。大人にとっては当たり前の事ですが、幼い子たちにはその一つ一つを経験しながら、心と体で覚えていきます。その時に、悔しい気持ちや残念な思いをしながら過ごす時間の大切さ。そしてできるようになった時の嬉しさ。出来ないところから一つ一つ積み上げている子どもたちの姿に私たちは励まされています。
4月16日
2015.4.16
年長組のA君とBちゃんがブロックを高く高く積み上げていました。とうとう自分たちの手では届かないくらいに高くなりました。色々考えて、積み木で踏み台を作りました。
すると高く積みあがったブロックの塔が倒れそうになってます。
今度はブロックが倒れないように他の積み木でガードし始めました。
ただ高く積み上げていたブロックをできるだけ高くするために、様々な障害を二人はとてもよく心と頭を使って乗り越えました。お片付けにはもうその塔はすっかり片付けられていました。でも今日二人が体験した心と頭の働きは経験として残っています。どうしても見える物でなければ判断や評価ができなくなっていますが、子どもたちは園の中で毎日様々なことを体験し、考え、失敗し、成功しています。具体的に見えてこなくても充分に心と体を使って遊んでいること信じてください。
4月10日
2015.4.10
「ママね、泣いてていいって言ったの」ともう泣き止んだT君が笑顔で伝えてくれます。「そうだね。泣いてていいんだよ。でももう泣いてないね」「うん!」と元気に遊びの中に入っていきました。
「ただ、帰りたいだけなの」「そうだよね。帰りたいよね。わかるよ」
今までずっと一緒だったお家の方々と離れて幼稚園という社会を
経験している子どもたち。それぞれに自分のもっている社会性を働かせて少しずつ幼稚園に慣れて行ってます。
進級児は?さすがにお兄さんお姉さんの顔とプライドをもって?泣いている子に担任の手が取られていると、スーッと園長や事務の先生の膝を占めています。幼いながらも空気を読み、今の状況を把握して、ちゃんと自分の居場所を見つけられています。それも社会性、成長の一つですね。
それでも遊びの中頃には自分の遊びを見つけ、相手を見つけて遊んでいる姿があちこちに見受けられます。
ここも安心できるあなたたちの場所。存分に遊んで帰ろうね。
始業日
2015.4.7
”おはよー!” ”おはよー!””おはよー!”
元気に登園してきた子どもたち。担任は毎年変わります。
きっとドキドキ、ワクワク。そして不安も入り混じりながらの新学期。のはずが・・・・
担任が変わっていても、クラスが変わっていてもお構いなしに遊びだした子どもたち。当園は少人数ですから保育者の一人ひとりが、園児一人ひとりとすでに信頼関係をもっています。大好きな人がいるからその場所、環境に慣れる。逆に安心できる大好きな場所だから大丈夫という安心感があって慣れていく。人的環境の大切さ、そして空間的な環境の大切さ。両方の大事さを改めて
感じさせられました。
明日から来る新入園児も早く私たちに慣れ、場所に慣れてほしいと切に願います。ここはあなたが居て良い場所。あなたが守られる場所。あなたが愛される場所。