学校法人恵愛学園 認定こども園 北広島かおり幼稚園

Diary

園長ブログ

シフォンケーキ

2016.5.17

 今日はお母さんたちとシフォンケーキを焼きました。バザーのためです。8人のお母さん方がお手伝いに来てくださいました。初めてシフォンを焼く方も居て、卵の卵黄と卵白に分けるところから悪銭苦闘していました。でも、誰にでも、なんにでも最初はあります。初めてなのに来てくださった方々に心から感謝です。
 初めての領域に進む時、私たちは様々な思いを持ちますが、不安や恐れが多いのではないでしょうか?でも、やってみると、心配したほどではなかったり、自分の新しい才能を発見した。”当たって砕けろ!”でも良いのではないでしょうか?案外、砕けなかったりしますよ。
 バザーの収益金は熊本の地震の被害者の方々に送る予定です。

伝承遊び

2016.4.28

 「おちゃらか!おちゃらか!おちゃらか!ホイ‼‼‼

  おちゃらか勝ったよ!おちゃらかホイ‼‼‼‼」

 
 みなさん一度は幼い日にやった覚えがあるのではないでしょうか?保育者となって伝承遊びをすると、その遊びによって、音程やリズム、言葉が少し違う所があります。それは育った場所や、教えてくれる方の出身地によって違いがあるようです。ですから、伝承遊びを文章や音譜に起こす時や園で教える時には困ることが多少あります。
 今は仕事の内容や機械の説明も全てマニュアル化され、それがあれば同じものが作れて同じ流れで仕事ができていく。大切なマニュアルでもあります。でも、伝承遊びは場所と時代によって多少違いは出てきても、大切な物は損なわれていません。それは文字や図面説明がない分、相手が話す言葉をしっかり聞いて、身振り手振りをようく見てしっかり覚えなければ楽しく遊べません。その時に心と体の五感を豊かに働かせます。そして教えてくれる方との信頼関係が築かれていきます。
 幼い頃にマニュアルや映像ばかりに頼ってしまうと、そつなく勉強や仕事をこなせると思いますが、どこか温かみのない物になってしまっていないでしょうか?

 IT社会になっていますが、人と人との信頼関係はマニュアルやインターネットで調べてもつくれるものではありません。目と目を合わせ、生の声を自分の耳で聞き、手と手を合わせてぬくもりを互いに感じて育っていくものです。音程が多少違っても、いいんです。
 乳幼児期にお母さんのひざ元で十分伝承遊び(わらべ歌等)で遊んでください。

練習です。

2016.4.14

 今スマホから投稿しています。
本当にアナログ人間なので、一つ一つ覚えていくのが大変です。入園したての子どもたちも靴のはきかた、脱ぎかた、カバンのしまう場所等々。日々自分のものにしていく子どもたちは凄いです!

お元気ですか?

2016.4.13

 雨が降ったり、雪が降ったり、お天気がパットしませんね。
新学期が始まって、まだまだ落ち着かないかな?と心配してましたが、子どもたちの適応力の速さは驚くものがあります。大人も見習いたいですね。

忘れ物?

2016.4.12

 小学校1年生の色とりどりのランドセルが園の前を通ります。まだ、緊張した面持ちで。「今日は国語したよ!」「ゲームもしたよ!」1年生の担任は様々な方法で子どもたちに興味をわかせ、集中力を少しでも持続できるように、大変な?時なんだろうなあと。ご苦労、ありがとうございます。
 小学校では忘れ物表があるクラスがあります。忘れ物のチャンピオンを作り出すためではなく、忘れ物をなくすための物だと思うのですが…

 子どもが学校で困らないために忘れ物をさせないよう、最初は親が持ち物チェックをするご家庭も多いと思います。学年が上がるにつれて、親のチェックは要らなくなってほしいものです。
 ずっと忘れ物をしないで行く子は素晴らしいです。しょっちゅう忘れ物をする子も中にはいます。私も忘れ物はしない方でした。でも、一度でも忘れ物をするともうその日1日身の置きどころがないほど恥ずかしくて、早く帰りたい思いで過ごしていました。でも、忘れ物に慣れている子は、「あ、忘れた」で終わり、誰かに見せてもらって普段と変わらない様子です。一瞬の反省の後、すぐに立ち直っていました。
 自分に照らし合わせながら、どちらも大切なんだと思います。前もって忘れ物をしないように気を付けること。でも、何かアクシデントがあった時にちゃんと反省して立ち直る力。どうやったら、どちらも身につけることができるか?ある程度の失敗は予測しながら、その子自身が小さな失敗を繰り返し、保護者はそれを見守ることと、やり直しがきく事、失敗しても自分を否定しないことを繰り返し伝えていく事が大切です。今は大人がともに寄り添うことを耐えられないことも多いのですが・・・お子さんと一緒に大きくなっていきましょう!

両手で

2016.4.4

 日本の伝統を伝えるために年長組になったら月に1度茶道をしています。お辞儀、ご挨拶等、難しいというより、日常の生活で大切なことです。また、相手の思いになって考えるということにおいては、茶道はとても大切な事を伝えています。その中で抹茶の点てられたお茶碗をいただく時に両手でもらいます。お盆も両手で持ちます。お道具を大切にするために。
 先日読んだ本の中に「命を両手でいただく」というくだりがありました。園は多くの子ともたちが毎日元気に遊ぶ場です。いつもいつも心に在ることは朝登園したままの姿で帰す事。大切な大切なお子さんです。かけがえのない命です。両手で大切にするという思いを再確認しながらお子さんお一人お一人を更に大切にうけとめたいと思わせられました。

大きくなあれ!

2016.3.18

 入園当初は挨拶するのも目を合わせず、小さな声だったのが、3学期には「先生!おはよう!」と自分から満面の笑顔でしてくれるようになったり、ジャンバーをかけるのもすぐに「やって~」と言っていた子が時間をかけても最後まで自分でできるようになったり。子どもたちの成長は目を見張るものがあります。
 お子さんが生まれて母になり、父になり。同じだけ時を過ごしていても子どもが子どもらしく成長していく方が早く、大人はいつまで経っても母親、父親になるにはなんと失敗ばかり、成長の遅いものだと、反省していませんか?
「桃栗3年、柿8年」おいしい実を成らすには3年、8年と月日が必要です。まだ3歳、4歳のお父さんお母さんは3年、4年しか親業をやっていません。まだまだこれからです。子どもの先に立ってリードするのも親ですが、後ろからしっかりと受け止め、支えていくのも親です。子育ては何年もかかります。今失敗しても取り返せます。また、親の失敗を乗り越えていく力も子どもはもっています。急がず、ゆっくり、力を抜いて。
 上手く何かが出来たことよりもそのことにどれだけ誠意をもって向かったかがお子さんには伝わっていきます。あせらっず、ゆっくり、新しい年度をスタートしましょう!

エチケット?

2016.3.11

 先日、お抹茶をふるいで、こしていました。「何をやっているの?」と子どもたちが寄ってきました。私の手先をみながら、3歳児が後ろを向いてくしゃみをしました。
 「えらいね。おちゃにくしゃみがかからないようにちゃんと後ろ向いてくれたんだね。ありがとう。」と言うと、その子はとても誇らしげにしていました。
 大人でも、公共の場で平気でくしゃみや咳をしている人。アスファルトに痰やつばを吐く人。います。小さいからまだわからないと考えず、小さい時だから、今から躾を身に着けておくことが大切だと思いました。躾は身を美しくすると書きます。自分の体を清潔に保つ事は、自分のためであり、周りの方々のためでもあります。自分を大切にし、相手を思いやることは小さい時からの基本的生活習慣からも育っていきます。まず、私たち、自分の周りへのふるまいを見直すところから始めたいですね。

空気?

2016.3.2

 もう10年くらい前の事です。発達に軽い遅れを感じている子が園に来ました。最初からお話しを聞いていたので、その子の様子を色々な角度から見ていました。すると、すんなりお母さんから離れて遊びだしたので、母子分離が出来ているなら、大丈夫、と安心しました。お母さんとの面談で分かったことは「いつもは初めての所は絶対に私から離れないのにここに来たらすんなり遊びだして、驚きました。」との事。
 このようなお話は実は今までに何度も聞いています。表情が明るくなった。喜んで来るようになった。友達の中にすぐに入って行けた。手前みそかもしれません。一人よがりかもしれません。でも、確かに言える事はイエス様の空気が流れているということ。自分を裏切った者をも赦し、憐れんでくださったイエス様の幼稚園だからだと、思わされます。一人ひとりを無条件で受け入れていく姿勢。お友達を許す、許してもらえることが前提に在る考え方が浸透している毎日。
 誰かよりも優れていること、得している事、一歩先に出ている事が優先では心がどこまで行っても休まりません。子どもたちにも互いに許しあい、支えあうことの大切さを知って成長してほしいと願っています。これからもかぐわしいキリストの香を放てるかおり幼稚園でありたいと祈っています。

親切名人

2016.2.26

 いま、ホールの壁に、”コマ回し名人””縄跳び名人””マリつき名人”等色々な名人のお友達の名前が書かれています。不器用な子、運動が苦手な子、得意な子、絵が上手な子、そうでもない子。書かれている名前をみると意外な子がコマ回しがうまかったり。あまり目立たない子が多く名前が書かれていたり。そして大きいお兄さん、お姉さんたちの真似をして小さい子たちも挑戦し始めて、すぐにできたり、なかなかできなかったり。でも、めげないで遊びの中で頑張ることを学んでいるようです。そしてやはりどんなに頑張ってもなかなか名前が書かれない子も。でも、そんな時にその子の得意なことはなんだろう?とその子の名前が書かれることを探してみます。名前が書かれることが評価とされな
いように。”片付け名人””お助け名人”表面的には見えにくいところに得意分野をもっている子。目立たないところで頑張っている子等。一人ひとりを大切にする保育の目指すところでもあると思います。
 大人の方々にもありますよね。いつも目立たないところで働いている方、自慢せず、坦々と良い仕事をこなしている方。あこがれます。人は目に見えている面だけではないことをわきまえながら、相手の良いところを受け止めて行きたいですね。

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