感謝の会
2020.10.29
例年この時期に収穫や日々の守りに感謝することを子どもたちと確認するために感謝の会を行っています。いつもは保護者の方々と一緒に、世界の中には貧困や戦争等で6秒に一人大人にならないうちに亡くなって行く子どもたちの事や、災害に会って困っている方々のこと等スライドや動画などを見て何を感じ、何を考えたかを話し合っていました。お昼には恵に感謝して保護者の皆さんも一緒にカレーを食べていましたが、今年はコロナ禍にあり、子どもたちだけで行いました。
今年のテーマは”水”保育者が様々な関係各所から集めてきた資料を基に視覚教材を作成し、世界中では汚い水しか飲めない国や水道がない国があることを子どもたちに知らせ、3才4歳5歳なりにその大変さを考えました。そして私たちは本当に恵まれていることに感謝しつつ、私たちにできることはなにか?話し合いました。「服や食べ物を送ってあげる」「蛇口を作ってあげる」等子どもたちなりに精一杯考えた答えが出てきました。
誰かの役に立てるよう成長してほしいこと、世界中の子どもたちが平和に過ごせるようにと切に祈らせられました。
人形劇
2020.10.28
”動物幼稚園のかくれんぼ”
今日は10月生まれのお友達のお誕生会でした。ゆり組さんが自分たちでお話を作り、ペープサートを作って人形劇を見せてくれました。9月の末に大きなホールでプロの俳優さんによる人形劇を見てきたのが刺激になって、子どもたち自身でさっそくお話しから、背景、小道具大道具と作り、今日の発表になりました。
さすがに自分たちが0から考え、造り、発表しますので、セリフの言い方や声の出し方、進行など、それぞれに自信をもって一人ひとりが生き生きと自分の役割を果たしていました。
どうしても発表会などは指導側から降ろしていったお話しや役割、そして練習と子どもたち自身の創造性、想像性、自主性を育て、引き出していくことが難しくなっていきます。今回の発表を観て、子どもたちの自発的な活動から保育が創られいく様子を見られ、そこに確実に成長し、豊かな日々を過ごしていることが伝わってきました。
地震避難訓練
2020.10.20
地震避難訓練を行いました。毎回行う中で、足りないことや、必要なことにを気づかされ、子どもたちよりも私たち教職員が踏まえていなければならないことが多いことに気づかされます。何度か重ねてきた中で、今日は1回目の地震の後もう一度揺れが来て、外に避難をするまでを計画しました。「地震だよ。ダンゴムシになるよ!」の言葉に子どもたちは素早く頭を抱えてダンゴムシになるようになってきました。その後、子たちの点呼をしてその時点で来ている子たちの確認をします。20分後くらいにもう一度揺れが来てダンゴムシになり、点呼をして外へと非難をする。
やはり一番大事なのは日頃の保育者と子どもたちとの信頼関係だと感じました。訓練ですが真剣に行う保育者たちの言葉に子どもたちはちゃんと聞いてその通りに行います。子どもたちのいのちを守るには大人だけではできません子どもたちがこの先生たちについていこうと思わなければ成り立ちません。子どもたちが真剣に話を聞いて、誰一人泣き出す子もなく、保育者の手順もしっかりできて、少し安心できました。ただ、災害は忘れたころにやってきます。忘れることなく、備えはしますが、来ないでほしいと願いつつ。でもいつ来てもあわてないよう、子どもたちとの信頼関係、教職員間のチームワークを日頃から育てていかなければと思わせられました。
お祭りごっこ
2020.10.19
先日、ゆり組さんが小さい組さんたちにお祭りの縁日ごっこをして遊んでくれました。”夜までいっぱい遊ぼう会”で自分たちが遊んで楽しかったことを、伝えたくてやってくれました。カードのくじ引きから景品も自分たちで手作りした、奴さんや風車。準備のところから、みんなへの説明後片付け。さすがゆり組さん!と拍手を送りました。自分たちが楽しんだことを誰かに伝えたいという思いと、それを自分たちで計画し、行っていく。本当に人として必要な、自分たちで考え、実行していく力が育っていると嬉しくなりました。さくら組、もも組、ひよこ組の子たちもゆり組さんの説明をしっかり聞いて遊び、心から喜んでいる姿が伝わってきました。自分のことは自分で、から更に先の周りの人たちの喜びのために何かをする。順調に、それ以上に育っているゆり組さんに感謝です。
お気に入りの服
2020.10.8
3歳のK君は新しい服を買ってもらいましたが、どうしてもその服が気に入りません。その服を着て機嫌悪く登園していました。ある日、その服がとても大好きになりました。それはその服に自分の好きなキャラクターのアップリケを付けてもらったのです。それからはその服が大好きになりました。
好きなキャラクターもさることながら、お母さんがそれを付けてくれたことが子どもの精神と成長に大きな影響を与えます。忙しいお母さんがつけてくれたもの。昔はほころびを繕う、穴をふさぐことは当たり前でした。今は手間をかけるより簡単に解決する方法がいくつもあります。
でも、私たち保育者もよく感じることですが、時間と手間をかけ、そこに心を向けて準備したものはそこにかけたエネルギー以上のものを発揮し、子どもたちに伝わっていきます。お忙しい保護者の方々は大変かもしれません。子どもは簡単に、短時間で成長しません。やはり時間と手をかけることが大事だとあとからわかってきます。どうか今の幼児期にしかできないかかわりを日々の中で意識して大切にしてほしいと思います。できる時で良いです。できないときは自分を責めないでくださいね。
夜までいっぱい遊ぼう会NO4
2020.10.2
次にはまさみ映画館。いつもと違ってポップコーンもついてる映画館です。ゆり組のお友達は普段の遊びの中でもこのまさみ映画館が大好き!
映画館をもも組で行っているうちにホールは縁日に大変身!
「しゅてきなしゃてき!」「イカ釣り!」「たこ焼きビンゴ」「ワニワニパニック!」と楽しいゲームが盛りだくさん。シャボン玉やお面等、本物の縁日のように景品もたくさんあります。
何も知らされずにホールへ出てきた子どもたちの歓声!その驚きを見て準備した保育者たちが観劇するという、信頼関係の中で行き交う思いと思い。遊び始めた子どもたちは間違いなく、十分遊びこみ、心から楽しんでいました。
夕ご飯はいつも給食を作ってくれている業者さんから届いたカレーライス。子どもたちのお祈りは開口一番に「天の神様!今日、いっぱい遊べてありがとうございます!」それを聞いて私たちも、「子どもたちが楽しんでくれて感謝します。」
コロナ禍はまだ続きますが、子どもたちの大切な1日1日をあきらめてはいけないと思わせられます。子どもたちの成長のために、手を尽くし、心を尽くして今できることを工夫しながら積み上げていき続けたいと思います。
夜までいっぱい遊ぼう会NO3
2020.10.2
ゲームやカプラをクリアしたゆり組さんにとうとうカクスカスさんからお手紙が。そして隠されていたタケノコが戻ってきて、更にご褒美のおやつまで!
「みんなあ!ちょっと落ち着いてえ」と子どもたち自身から声が出るほど。嬉しさと驚きでテンションはマックスへ‼‼‼‼‼‼でも、まだまだお楽しみは続きます!
そしてコロナ感染対策も忘れません!
夜までいっぱい遊ぼう会NO2
2020.10.2
次はみどり先生の背の高さまでカプラを積むという指令。各グループ真剣に取り組んでいます。すぐに積みあがったグループ。何回も積み方を変えながら積んでいくグループ。子どもたちの真剣さが伝わってきます。
夜までいっぱい遊ぼう会NO1
2020.10.2
今年はお泊り会がコロナ感染防止の影響からできませんでした。その代わりにと今、”夜までいっぱい遊ぼう会”(子どもたち命名)を行っている真っ最中。保育者たちがお泊り会が経験できない年長組さんに今年ならではの体験をしてもらおうとよく話し合い、準備してきました。物語仕立て?でかくかくすという謎の人物から手紙が来て、その指令をみんなで協力しながらクリアしていくという、ドキドキハラハラの一瞬一瞬。子どもたちのテンションも高く、物語に引き込みながら子どもたち自身の考えや力でこの会をつくり上げていくための工夫をあの手この手で展開させていく保育者たち。この子たちは幸せだなあと。すみません。手前味噌で。
劇団 風の子さん
2020.9.29
昨日は”劇団 風の子さん”が来てくれました。物語の劇ではなく、”かぜのしっぽ”という身近にある新聞紙やビニール袋が風によってどのようにとぶか?どんな音がするのか? 遊びながら、とてもよく考えられた劇遊び的なものでした。ただ、観て終わるだけではなく、子どもたち自身が遊びに発展できるような内容でした。演じているのはお二人でしたが、60数名の子たちがくぎ付けで集中してその世界を楽しんでいました。
ステージのうえではなく子どもたちが座っている同じフロアーでホールの真ん中まで使っての演技は全員が一体となったかのようでした。表現の豊かさを目の当たりに観て子どもたちは一人ひとりそれぞれの心の琴線は確実に響いていたと確信できました。人の声、思い、動き、視線やしぐさは言葉以上に相手に伝わるときがあります。聞こえてくる声や音、見えてくる表現以上に子どもたちは感性を刺激されたと思います。このような本物の経験に数多く出会っていけるよう願っています。