学校法人恵愛学園 認定こども園 北広島かおり幼稚園

Diary

園長ブログ

マニュアル

2021.2.10

 マニュアル、説明所や見本がなければ動けない、わからない方々が増えてきているような気がしていました。失敗してもいいから、やってみることや、自分で考えて作り出していってほしいと思いつつ、1から10まで事細かく教えることが必要としていました。
 しかし、2020年度、コロナ禍にあっては誰もが初めてでわからないことが多く、何もない所から試行錯誤し、互いに知恵を出し合い、やり直しをしながら、保育を行ってきました。マニュアルがあることが当然な中で育ってきた方々にとっては大変だったと思います。でも、この1年を通して、何とか工夫をし、互いに話し合っていく中でも、答えにたどり着けることを体験したのは、とても貴重なことだったと思います。そして、人生、何が起こるかわからない中、ゼロから試行錯誤しながら物事をつくり上げていけることが分かったのはこれから起こってくることに対して、わずかであっても、希望がわいたのではないでしょうか?これはコロナ禍にある良いことの一つとして数えてよいのではないでしょうか?

一日入園

2021.2.2

 今日は一日入園でした。感染対応をしながら、新入園の子たちも自らアルコール消毒をする習慣ができていて。環境の変化は人の習慣や生活を変えていくものだと思わせられます。いつもなら、在園児とフォークダンスや手遊びなどをしてかかわりを持ちながら、新しい子たちを歓迎していることを伝えます。でも、今回は写真でもわかりますが距離を取り、接触しないようにお互いをお互いが守りながらの一日入園でした。少し、春めいた明るい日差しの中で制限のある中でしたが、園に期待をもってもらえたのではないかと、信じて。

リモート研修

2021.1.19

 北海道医療大学の教授の方からリモートで感染症対策についても研修を受けました。テレビや、教育機関からの情報から知識もそれぞれ得て、日々、感染予防を行っていました。にもかかわらず、やはり、直接お聞きして、質問し、すぐに答えていただけるのはとても勉強になりました。
 今年度も3学期を残し、新年度に入りますが、新年度も保育や行事は今年度を踏まえ、感染予防対策をしながらの保育を考えていきます。制限の中でも子どもたちの方が楽しみ方はとても上手でした。であれば、想像力、感性を豊かに育てていくために保育者として腕を上げなければなりません。
 講師からも最後に「先生たちも感染に気を付けて明るく頑張ってください。」とおっしゃられ、そこが基本だなと気づかされました。ある程度の見通しが立っている今なら、前を向き、明るく子どもたちを迎え、日々過ごせると勇気が湧きました。きっとこの気持ちの持ち方ひとつで今の時を子どもたちと、保護者の方々と乗り越えていけると思います。

明けましておめでとうございます。

2021.1.7

 皆様どのようなお正月を迎えたでしょうか?新型コロナウィルスに世界中が翻弄され、振り回された2020年。2021年の新しい年もまだまだその戦いは続きそうです。
 世界中での1日も早い収束を願っています。コロナ禍にあって、様々なことに気づかされ、学ばされ、今までにない感情や感覚、考え方にも出会いました。その中で、今までも感じていたことではありますが、一人ひとり感じ方、とらえ方が人それぞれ、国それぞれなのだということ。医療関係者の方々が家にも帰れず、日夜奮闘している中、控えてくださいと言われている多人数によるお酒を伴う飲食を行う方々。私たち、教育に携わる者も子どもたちに感染しにくいと言われていても細心の注意を図り、ウィルスの除去、感染防止を努力していても、一方で守らない方々がいらっしゃることが大変残念です。なぜ、自分のこととして、自分の家族のこととして考えられないのでしょう?相手の身になって考えることこそ、相手を守り、自らをも守る教育であり、日常で行われなければならないことだと思います。更に保育の質を高めることは人としての質を高めていく。それは年収が高いとか、高学歴を求めるより一番初めの目的です。まずは相手の身になって考えられることを伝えていく保育を私自身、園全体で取り組んでいきたいと考えています。
 今年もよろしくお願いいたします。

全ての事に感謝します。

2020.12.23

 今年を振り返る時期になってきました。今年はどなたにとってもコロナで始まり、コロナで終わる。そしてまた新年もコロナで始まると多くの方々が予想していると思います。
 感染された方々、亡くなられた方々には理解さえできない大変な経験をされたと思います。医療従事者の方々にとっては想像の範囲を超えています。本当に心から感謝し、毎日の任務が果たせるよう、祈るばかりです。頑張りすぎないで!と思っていても現実には頑張らなければならない日常の中、癒しと労りがあるよう願っています。
 目の前にある現実は納得できない理不尽な事柄が多くても聖書の中に「全ての事において感謝しなさい。」とあります。信仰を持っていても、これは難しいことです。でも、小さなことから、感謝なこと、嬉しかったことを探していく時、感謝な思い、喜びは重なっていきます。そして喜ぶ心、思いに感謝な思いが湧いてきます。この振り返るときに良いことをできるだけ探す努力をすることで、きっと嬉しい思いは広がるはず。大変な年の終わりであり、大変な年の始まりではありますが、できるだけ明かるく、終わる年に感謝し、来る年に期待をして行きましょう!

クリスマス Ⅲ

2020.12.10

 クリスマスを分散し、2回にわけ、明日はその2回目。年長組の保護者の方々に観ていただきます。
 クリスマスはペイジェントを行います。聖書に書かれてある記事に従って、イエス様のご降誕のあらましを劇にして子どもたちが演じます。たどたどしいセリフや堂々としたセリフ。それぞれ一人ひとりの子どもたちの個性があふれています。それでも、ちょっと噛んでしまったり、言う順番を間違えたり、歌の歌詞がいれちがったり、本番の中で様々に小さなミスがあります。でも間違わないで立派に行うこと、上手なものを見せることがが目的ではありません。子どもたちが演じている意味をしっかり理解して、伝えることに重きを置いてます。そして、ミスをした時にそこから、しっかりやり直す、自分で考え、対処していくことが大切です。前回はそこが見事にできていました。間違った、失敗したと落ち込む子もいます。でも、この幼児期に取り返しのつくことで多くの失敗や間違いを経験しながらその対処の仕方、立ち直り方を学んでいくことは、1回ですべてうまく成功するよりもどんなにか生きていく上での力をつけていくことか?子どもたちは見事に自分たちの失敗を対処していきました。周りの私たちもうまくできることだけではなく、そこから立ち直っていくことに目をむけ、認めていくことが大切だと思います。

クリスマス会 Ⅱ

2020.12.4

 今日はクリスマス会の総練習。クリスマスの意味をそれぞれに知り、自分たちの役割をしっかり果たし、演じている子どもたち。ヨセフとマリア。羊飼いたち。天使たち。博士たち。王様と家来たち。難しいセリフも頑張っています。できることだけ、安心して行うことも、それぞれにちょっとできない事に挑戦しながら、乗り越えていく経験もこの年齢の子たちには必要です。みんなに観られて恥ずかしいことも、誉められながら、失敗しながら、できなくても認められていくことの小さな繰り返しの中で自己肯定感を少しずつ積み上げていきます。
「今日ね、幼稚園たのしかった!みんながねももさんの踊りを見てくれて、拍手をいっぱいくれたよ」こんな毎日を積み上げていけるよう更に一人ひとりの子どもたちをよく見ていきたいと思います。
 そして例年と絶対的に違うのがマスクです。マスクを着けての”諸人こぞりて””きよしこの夜”今年の特色であり、天災等の災害と同等に忘れてはいけない新型コロナ感染。そしてここから学んだ多くのことを後世に残していく責任が私たちにはありますね。

クリスマス会 Ⅰ

2020.12.2

 当幼稚園は来週、8日と11日に2回に分けてクリスマス会を行います。今年は行事について根本から考えなければならず、準備はいつもの倍くらいの話し合いが必要です。クリスマスはキリスト教保育を行う上でとても大事な行事であり、日々の保育の中で大切に向かい合っています。子どもたち自身もこの時期を楽しんで喜んですごしてほしいと願っています。ただ、サンタクロースからのプレゼントが楽しみなだけではなく、イエス様のお誕生のお祝いを喜んでほしいと願っています。
 一つの心配はお天気。「このまま雪が積もらなければ、園庭にお母さん方の車を止めれるんだけどなあ」と私がつぶやくとそれを受けて、年長組のA君が「雪が降っても僕たちが雪をはねてあげるよ!な!M君」「おう!やってやるよ!」となんと頼もしい言葉。いろいろなことができるようになっただけではなく、誰かのために自分の出来ることをしようと思う大切な心も育っていてくれました。本当に感謝です。

クリスマスはすべての人の喜びです。

2020.11.20

  「サンタさんにはお母さんに買ってもらえなかったものを頼むんだ!」
 子どもたちにとっては楽しみな時に入ってきました。子どもたちはまだまだ受け身で、何かをしてもらう、何かをいただくのは当たり前の時期です。それでも少しづつ、誰かの喜びのために何かをしてあげることが自分の喜びになってきます。
 それぞれがどのようにクリスマスを祝うかは様々ですが、今年はすべての人に祝福のクリスマスが来てほしいと心から願っています。目の前の状況が大変でも、希望が見えなくても、必ず、解決が来ることを信じて!

参観日

2020.11.6

 11月4日、5日、6日と参観日を行いました。いつもなら1日に全クラスの参観を行いますが、今回は3回に分散しました。各クラスに入っての参観は密になりますので、すべてホールで行える、リズム遊びや縄跳び、ゲームなど。できるだけ日常の子どもたちの姿が見られること。集団の中でその子自身がどう、関わっているか?を見ていただければと考えました。子どもたちは保護者の方々に見ていただいているので嬉しい反面、少し緊張もしつつ、何時もよりおりこうさん?で頑張っていました。ゆり組さんは前回お知らせした人形劇も観ていただきました。自分たちで考え、準備してきたものを観てもらうのはとても誇らしいと見えてそれぞれに自信をもって自分の役割をこなしていました。こうして自己肯定感が育っていきます。保護者の方の拍手に認められたことを確信し、次には何を展開するのか?楽しみです。
 このひと時もいつもの何気ない1日1日の積み重ねの上にあります。ここにきて頑張れる、できるのではなく、生まれる前からのご家族の温かいかかわりの中から育まれてきたものです。子育ては今だけ見ると、変化のない退屈な繰り返しに思えますが、2,3歩後ろにさがってみると、それは未来に繋がるなくてはならない大切な1日の積み重ねです。保護者の皆様、毎日ありがとうございます。必ず、その手が祝福されます。子どもたちの成長に報われます。コロナ禍にはありますが必ず収束することを信じて。

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